【第1回奥武蔵ロングトレイルレース ショート35k】《松村兼希》

6/17に埼玉県飯能市で開催された奥武蔵ロングトレイルレースに参加してきました。大会会場は飯能中央公園です。

カテゴリは105kと35kがあり、105kは累積標高が8000mとかなり多く、国内外から注目のあるレースです。
僕は35kに出場しました。奥武蔵の険しいコースに加え、最高気温32℃と猛暑の中開催され、苦戦したレースでした。

記念すべき第一回目となった今大会は報道陣も多くとても盛り上がった大会でワクワクしながら走れました。

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コース概要

【35k】

距離:35km
累積標高:約2300m(Garmin計測)
制限時間:11時間
スタート時間:6/17(土)9:00

【105k】

距離:105km
累積標高:8000m
制限時間38時間
スタート時間:6/17(土)5:00

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レースプラン&目標

※コース変更があり上記の地図ではスタート後天覧山方面のトレイルに入っていますが変更後はトレイルに入らずロードを2キロほど迂回して多峯主山方面のトレイルから入りました。(合計1キロ伸びた?)

さてレースプランについてです。

序盤の⑦吾野駅(15km)までは起伏が多く、獲得標高が約1200mと険しい区間であり、体力が削られやすく、当日の暑さもあるため、余力を持って走ることを意識。

⑨顔振峠を登ってから⑪長念寺までは緩やかなアップダウンが続き、走りやすい区間なのでここで前との距離を詰める作戦。

⑫釜戸山までの急登を登ったら難所はないのでしっかり登って最後の力を振り絞って走ることを意識。

目標
順位:6位入賞
タイム:4:25

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●レースレポ

スタートしてか4’20/km前後で進み3位でトレイル区間に入る。暑さのせいかそこまでペースは速くない。

多峯主山の下りから一位になり先頭を走ることとなる。(このまま独走?!)

しばらく飯能アルプスを進んで行くが、暑さの影響かペースを抑えているはずなのに心拍数が170を超えていた。極力登りは歩いて後半に余力を残すことを再度意識しながら進んだ。

•ポイント
ここまで約9kmと距離として長くはないが、起伏が多く思うより時間がかかるため多めの水分持参と補給をお勧めします。

序盤の山場である、天覚山と大高山を登ります。この間にもう1名に抜かれ4位に。急登がありキツイですが無心で進むことを意識してなんとか攻略。⑥前坂からは気持ちいい下りが続きます。

A1吾野駅をタイムが2時間4分、順位が4位で通過。

お餅を一つ食べました。給水所はエイドを少し下った法光寺にあります。

身体状態として、疲労はないものの身体が火照り、体温が上がっていました。反省点としてエイドの水を身体にかけて体温を下げるべきでした。

やっとの思いで顔振峠を登りました。ここからユガテまでは走りやすいトレイルが続きます。

顔振峠の登りで脚が攣りそうだったがユガテまでの区間は状態が回復して走れるようになりました。

W2阿寺で給水をしている際ボランティアの方に「3番目だよ!」と言われ、誰も抜いていないということは誰かがロストしたのだと思いました。

しかし、後ろから来た選手に抜かれて再度4位に。

ユガテから起伏の険しい区間に入ります。しかし、前半ほどでもないので元気だったら走れます。

元気だったらです。
僕はかなり疲労していて再度脚が攣りそうになっていました。

すると…

後ろから清々しい顔で迫ってくる後輩の姿が。来てしまったか…

4km程かけてジリジリと差を詰められて行き、A2の長念寺で同時にエイドイン。

長念寺A2(28km)タイムが3時間51分で通過

僕は後輩に抜かれたくないので水を補給して直ちにエイドを後にしました。

しかし後輩は落ち着いていました。
湧水を全身にかけていたのです。時間をかけて熱中症対策をしっかりしたことが後に吉とでました。

A2の後は最後の難所である釜戸山が待ち構えています。

僕は疲労と熱中症で本格的に脚が攣ってしまい、完全停止。
登るのも精一杯の状況に。(本当にきつかった)

そこを逃すまいと後輩が抜いて行きました。(僕は5位に)

僕は釜戸山の登りで全ての体力を使い切ってしまい、その後は順位を上げるという考えは二の次になり、ゴールまで辿り着けば良いという守りの考えになってしまいました。

トレイルを終えラスト2キロのロード区間に入ったが直射日光を浴びて、大好きなロードが歩いて走っての繰り返し…。とにかくこのキツさから解放されたいと思いながら走ってました。
ゴールした後のコーラ、サイダー、かき氷など飲んだり食べたいものが頭をよぎります。そして…

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●ゴール!

結果
結果:5位入賞
タイム:4:55’05

そして後輩はなんと最後2人を抜いてなんと準優勝🥈❗️おめでとう㊗️

熱中症対策、序盤に余裕を持って進んだことで後半逆転劇を生みました。

また、後半諦めず、前を追っていくメンタルの強さがこの結果に結びついたのだと感じました。
トレランは奥が深いですね〜

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●感想

入賞できてほっとした。しかし、予定していたタイムよりも30分ほど遅く、熱中症により自分の力を最大限発揮できなかったことが悔やまれるレースであり満足いく結果ではなかった。
走力以上に精神力やマネジメント力が問われるレースでした。

•反省点
前半抑えたつもりだったが心拍数が高く結果的にオーバーペースだったこと
→もっとペースを抑えてしっかり心拍数を見ながら走るべきでした。

他には熱中症対策である。
•体温調整をしっかりする
•水に溶かす電解質の物(スティックやタブレット)を持参するなど

水は合計で5Lほど飲んだので水不足ではないと思いました。やはり電解質が足りなかったか。以上です

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●オフショット

ゴール後、僕たちが動けず力尽きていたところ、ボランティアの方からコーラを頂きました。本当にありがとうございます。

走り終わった後のコーラは最高でした。そして2人で共感しながら飲むのも最高。レースはキツかったけどレース後に最高の楽しみが待っていました!他にもゴールした選手たちとレースのことなど話したりするのがとても楽しかったです。最近新たなトレランの魅力を見つけました!

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●装備
バックパック: salomon / adv skin 12 set
シューズ:Salomon/Pulsar Trail Pro2
シャツ:トリッパーズオリジナルT
パンツ:adidas /ランイットショーツ
グローブ:BLACK Diamond/トレイルグローブ
ソックス:YAMAtune/トレイルラン 1/4ショート丈 5toe
テーピング:New-HALE/X-TAPE
腕時計:Garmin 255music
レインウェア:Salomon/
Trippers/くまちゃんオリジナルゼッケンベルト
Hydrapak/speed cup 200ml

●補給食
MEDALIST/エネルギージェルりんごはちみつ味×2
MEDALIST/エネルギージェルぶどう味×2
ANDO有塩×1
MEDALIST/塩GEL×3
TOP SPEED/Ultra Mineral Tablet 4粒