第1回 Shinshu NAGAWA MOUNTAIN TRAIL行ってきたよ!《くま》

第1回 Shinshu NAGAWA MOUNTAIN TRAIL(略称:NMT)

開催日2025年10月18日(土)
大会会場ブランシュたかやまスキーリゾート
(〒386-0601 長野県小県郡長和町大門鷹山3652)
種目40k:累積標高 約1,800m・制限10時間
15k:累積標高 約1,000m・制限4時間
キッズ 1.5k(小1〜3年・ファミリー可):
運営主催:有限会社パワースポーツ
共催:長和町スポーツコミッション
エントリーフィー40k 9,000円
15k 5,000円
キッズ 1.5k 1,500円
各種リンク大会公式Instagram
大会公式Facebook
2025確定データ

スタッフ仲間のYOCさん、トリッパーズグループラン仲間の村上さん、ヨーコさん、くすみちゃんと一緒に参加してきました。
 
くま:レースお疲れさまでした、YOCさん。楽しいレースでしたね。
   一緒にレースを振り返っていきましょう。
YOC:はーい、楽しかった!よろしくお願いします。


序盤3kmのゲレンデ急登から始まり、第1関門の長門牧場(ながとぼくじょう)から第2関門の大門峠(だいもんとうげ)までは「霧ヶ峰美ヶ原 中央分水嶺トレイルの区間を走ります。
中央分水嶺トレイルを走ってみたかったというのも今回のエントリーの理由の一つ。
終盤もラスボス的に急登が待ち構えるコースセッティングです。

40kの部のコースマップ
40kの部といっても、本当の距離は45km

①スタート前〜

7:30 ブランシュたかやまスキーリゾートに到着しました。
標高1,350m。秋晴れで見た目は暖かそうだが、車から降りると思っていたよりも風があり肌寒いです。
でもこの会場はスタート地点と選手駐車場がとても近いのでスタートまで車でぬくぬく準備できます。

8:15 開会式が始まりました。
長和町町長のご挨拶、招待選手のガチオさんの激励コメントを聞きながらボルテージが上がっていきます。

8:30 スタート
『みんなが”わ”になる ナガ「ワー!」』の掛け声でテンションMAXへ。
3.2.1 スタート!イェーイ!と元気に走り出してなんとなくお腹あたりを触ったらゼッケンがない!

くま:あれ…ゼッケンどこ?……、、、、、車だー!💦

駐車場まで全力ダッシュ。
最前列で意気揚々スタートしたくせにまさかの最後尾からのリスタートで
2度目の声援を浴びてちょっぴり恥ずかしい。
でも、それも第1回大会の良い思い出です。

YOC:すぐ気づけてよかったね。
くま:登ってからじゃ泣いちゃう。
   駐車場まで近くって本当よかったー。

スタート前〜姫木の森WSまで(0〜9.7km)

②スタート〜ゲレンデ急登3kmから姫木の森へ(距離:約0~10km)

スタート直後からスキーゲレンデの登りがすぐ始まり、3kmで450mほどUPします。
ポール使いたいところだけどゲレンデ区間はポール使用禁止。
心拍は急上昇。だけど朝の冷気とススキの斜面が最高に気持ちいい。
振り返ると長和の町が一望できて、太陽が山を照らしていました。

YOC:ここさ、心拍数190だった!
くま:うそでしょっ、上がりすぎw

約40分かけてゲレンデを登りきったら、そこにはご褒美の絶景が待っていました。

くま:達成感半端ないね、いいねー!

YOC:このススキの間を抜けていく下りは気持ちよかったなぁ。

走りやすい林道と別荘地のロードを下ったら姫木の森ウォーターステーション(9.7km地点)に到着。ここではスポーツドリンクをもらいました。

次の区間からはポールが使えるので、さあ準備しようとザックを降ろしたら、
あれれポールが1本しかない!あー落としてる!

YOC:ゼッケン忘れの次はロストポール、出だしからドラマ満載すぎw
くま:後ろの人誰か拾っててくれー!と天に祈るのみ🙏

③姫木の森〜長門牧場(距離:約10~23km)

ここの区間は緩やかでなだらかな林道を進みます。走ろうと思えばずっと走れる斜度。第1関門・長門牧場ASは制限時刻13:00だけど、次の第2関門がなかなか厳しいので走れる斜度を活かしてタイムを稼ぎます。

くま:トレイルを走ることって楽しい!って心から思える時間だった。
YOC:木漏れ日浴びて気持ち良かったねぇ。

林道を抜けて草原が広がる場所へ出ると、第1関門・長門牧場ASに到着です。
走れるところは全部走ったおかげで余裕をもって到着(制限13:00の40分前)。
青々とした芝生が広がる快適空間で、牛もくつろいで寝ています。

YOC:長門牧場特製 飲むヨーグルト美味しかった。
くま:レースじゃなければ、ここでゴロンと昼寝したい。

ゆっくりしたい気持ちをそっと置いて、第2関門へと向かいます。

④長門牧場AS〜大門峠ASへ(距離:約23〜34km)

ここの区間は中央分水嶺トレイルの林道を走ります。
秋の紅葉を愛でながら、落ち葉をさくさくと踏みながら進みます。
この区間もとてもふかふかで走りやすい。天国か。

抜きつ抜かれつで、この区間ともなると前後の選手とももう顔馴染み。
会話をして元気をもらいながら進みます。

第2関門・大門峠AS手前の激登は“壁”という言葉がぴったり。
登りで時間がかかったため、第2関門はもっと余裕あるはずだったのに結局15分前に大門峠AS到着となりました。

YOC:いきなり壁が現れたね、辛かったぁー。
くま:周りの選手となんだこの坂ー!って騒いで盛り上がった。

⑤終盤:大門峠AS〜ゴールへ(距離:約34〜45km)

大門峠ASを超えウォーターエイドを通過した後はこれまたラスボス激登りです。ここからゴールまでは時間たっぷりあるので登りをじっくり味わいました。

ここの急登を登り切り稜線へ出ると絶景が待っているはず!
ところが稜線はガスガスで真っ白。南の耳と北の耳からの景色が最高だと言う事だったのだけども残念無念。

YOC:この「真っ白な世界」が逆に幻想的で、忘れられない光景に。
くま:絶景はまた次回の楽しみにとっておこう!


ガスガスの道をトボトボ進むこと約3km、カウベルの音が聞こえてきてスタッフを発見。「ここから最後の下りですよー!」の声がすごく嬉しい。

待ってました!ここの下りを楽しむために登ってきたのです。
スタート直後に登ってきたゲレンデの激下り開始です。
もう足がもげてもいいので出力を上げて下ります。

くま:やっぱり下りは楽しいね〜。
YOC:ゲレンデの芝が膝に優しい〜。

気持ちよく下り切ったところで歓声とカウベルに迎えられてゴーーール!

運営もエイドも温かく、まさに“長和町の人の優しさ”が詰まった大会でした。

第1回大会、最高に楽しかった!
走りやすさと絶景のバランスが最高で、まさに大満喫。
初心者にも優しく、上級者にはしっかり走りがいのあるコースでした。

ゲストランナーのガチオさん、この大会に尽力したトリッパーズと縁の深い
“長野県長和町地域おこし協力隊のDannyさんお疲れさまでした〜!!



くま:ちなみにスイーパーさんがポール拾っててくれて無事に戻ってきたよ。
   (感謝)

(おまけの話)レース後は長和町の温泉・食を満喫して帰路へ

レース後はツルヤ立科店で食材を買い出し。
近隣のキャンプ場”ミヤシタヒルズ”のコテージを貸し切って後泊です。
長野の食材をたくさん入れた二食鍋を作りました。
みんな完走おめでとう!くすみちゃん15kの部女子3位おめでとう!
ワイワイと夜がふける、鍋とビールがしみる。いい夜でした。

翌日は「マルメロの駅ながと」へ。
温泉「やすらぎの湯」(600円)はツルツルのナトリウム泉で疲れが溶けていきます。

そのまま道の駅内の「黒曜キッチン」で昼食。
• おろし山賊定食(緑の大根おろしが信州らしさ満点)
• カツカレー(分厚い!)
• ドライバー定食も安定の満足感。

最後はもう一度ツルヤ立科店に寄ってお買い物です。(ツルヤ大好き!)

NAGAWA、最高!

地元食材はどれもこれも東京よりも安くて美味しい。
「レースも食も全部良かったね」と言いながら、また来年のエントリーを誓って東京へ帰りました。 

おわり

プロフィール

くまちゃん
くまちゃん
飛騨高山出身です。中学から始めたバスケットで、高校生の時には全国制覇を目指しガチにやってました。そして体育大学入学をきっかけに東京へやってきました。

大学卒業後は、スポーツとは無縁のゴロゴロ生活を長くしていましたが、2015年冬の全国大会で母校が全国制覇を果たした瞬間をコートサイドで見て、その後輩たちの姿に感動し、刺激を受け、また身体を動かしたくなったのが走り始めたきっかけです。

会社の仲間に誘われ、1年後の2016年「TOKYO八峰マウンテントレイル」に出場したのが、私のトレランデビューです。その時に立川でトレラン専門ショップがOPENすると知り心躍ったのを今でも覚えています。