神津島の天上山を走ってきた《朝長拓也》

東京の島、神津島。あまりピンとこない人もいると思いますが、伊豆諸島の真ん中あたりにある小さな島です。

伊豆諸島の観光情報|伊豆大島・新島・式根島・八丈島など|東海汽船

神津島の天上山は山頂付近からの景色が良いのと、裏砂漠や点在する池があり以前から行ってみたかったので走ってきました。(半分以上歩いていたけど)

天上山
MT. Tenjo
洋上からすぐそれと分かる、台形状の天上山 (572㍍)は「島の山」でありながら、深山幽谷の趣がある。その山頂部には、1年を通して伊豆諸島の固有種を始めとする花々が咲き、劇作家・田中澄江氏監修の「花の百名山」および「新日本百名山」「関東百名山」にも選ばれている。そして、山頂からの眺望も素晴らしく、黒潮の大展望台として「新東京百景」に選定されている。

https://kozushima.com/kanko/yama/198/

アクセス方法は船か飛行機の2通り。

🚢 船でのアクセス

東京・竹芝桟橋から
・東海汽船の大型客船(夜行便) 所要時間:約12時間  夜に東京を出発 → 翌朝に神津島到着
・ジェット船(高速船) 所要時間:約3時間45分

下田(静岡県)から
・フェリー:約3時間

✈️ 飛行機でのアクセス

調布飛行場(東京・三鷹市付近)から

・新中央航空の小型機 所要時間:約45分

今回は以前から乗ってみたかった小型飛行機でいってきました。
飛行機は19人乗り。

外を眺めていたら位っという間に到着。

飛行場から街まではバスで10分程度。
海がとても綺麗。夕日も最高にきれいに見えます。

4時半、前浜近くの宿から暗い中ヘッドライトを付けてスタート。
舗装路を1.5km登りると白山登山口。

そこから木段、石段混じりの白島登山道を登っていきます。あまり太い木は無く細目の木に覆われています。

標高572mなのに9号目付近から森林限界を超えた様な低木のみになります。本州だと2000m超の雰囲気です。視界を遮る木は無くなったけど雲がかかっていて景色は何も見えず。

本当はこんな感じらしい。9合目にして絶景!

そして山頂周辺にたどり着くと火口が見える。が、ガスっていてあまり見えず・・・

そこからひざ丈から背丈位の低木や笹に囲まれた細いトレイルをお鉢巡り的に回ってみました。


山頂付近は展望スポットがいくつかあり本来なら絶景が広がりますがせっかく新東京百景なのにこれ!↓

山頂からはこんな絶景のはずなのにこう!

それと池もいくつかあって水がある時期は雰囲気が良さそうなんですが、今回はどの池も水は無しでしした。残念!春と秋の雨季になると水がたまるそうです。

砂漠地帯もあって変化があり面白い山です。

雲と強風に吹かれながら山頂を一周。黒島登山道を下って5号目まできたらようやく景色が見えました。

下界はめちゃいい天気!
11kmと短い距離ではありましたが、いろいろ見どころ(見えてないけど)があり、トレイルの変化も多くて面白いトレイルランになりました。

下山してから宿の方に聞いたらこの時期は海の水蒸気が山に引っかかって雲になるので、街は晴れていても山は雲がかかっていて景色が見れない事が多いんだそうです。

いつか雲のかからない時期にまた来てみたい!
そして来年は他の島の山も走ってみたい!
と思った神津島の山旅でした。

プロフィール

朝長拓也
朝長拓也
Trippers代表

トレイルランはショートからロングレースまでなんでも走ります。
時々フルマラソンも走ります。
OMMやオリエンテーリング等のナビゲーションスポーツも好きです。