IZU TRAIL Journey 2025

2025年12月13日〜14日に伊豆地域で開催された「IZU TRAIL Journey」に出走した。
今年は春に奥信濃100で100km、秋にはハセツネCUP70kmを完走。
例年、ハセツネ以降はレースを入れず、そのままオフシーズンに入ることが多く、冬のトレイルレースを走るのは今回が初めて。
そんな中でITJにエントリーした理由は、冬のレースを経験してみたい、伊豆半島の絶景を走ってみたいという気持ちがあった。

はたして伊豆の絶景を堪能することはできたのか。


コース概要
・ITJ70k
アジアの複数レースをつなぐ「Asia Trail Master」
国際トレイルランニングシリーズのひとつとして選ばれている。

距離:68.5km/累積標高差(+)3,238m(-)3,149m

スタート地点:松崎新港(静岡県松崎町)

フィニッシュ地点:修善寺温泉の「虎渓橋」(静岡県伊豆市)

制限時間:14時間(6:00~20:00)

エイド数:3箇所

参加者:1,500名 

目標タイム
目標タイム:ベストコンディション11時間、ミドル目標12時間30分

走れる区間の多いコースレイアウトのため、無理に突っ込まず、走りながらペースを調整していく作戦で臨むことにした。
しかし10月のハセツネ以降は体調不良が続いていた。
体調が良い日はロードでのジョグを中心に行っていたものの、トレイルにはほとんど行けてない状況だった。


レース前日

装備品チェックと事前受会場は三島駅から徒歩3分の三島市楽寿園。

同会場では「Outdoor Expo」も開催されていた。今年は過去最大となる33ブランドが出展し、各メーカーの最新ギアをチェックしながら、ブランドの方や来場していたランナーと翌日のレースに向けて楽しく談笑して時間を過ごした。
15:00に三島駅近くのホテルへチェックイン。17:00に夕食を済ませ、20:00には就寝した。


レース当日

3:00のバスに乗るため、1:30に起床。朝食やテーピング、最終準備に思いのほか時間がかかり、チェックアウトはぎりぎりになってしまった。
バス停は前日に受付を行った三島市・楽寿園の駐車場。ホテルからバス停までは近く、多少バタついたものの、何とか間に合った。
バスに乗り込み、スタート会場の松崎新港へ向かった。

バスの降車地は松崎バスターミナルで、スタート会場までは徒歩8分ほどだった。
5:00に会場へ到着し、荷物を預けてトイレへ向かうが長い行列ができており断念。
その後は知り合いと合流し、スタート前の写真を撮ったり、コース状況について話をしたりして過ごした。

スタート前の天候は雨。気温は9度で想像していたほどの寒さは感じなかった。
Aブロックに整列し、スタートを待つ。


スタート

松崎新港~A1こがね橋

6:00にスタートし、序盤の6kmは緩やかな登りのロードが続く。走れる区間で、速い選手は次々と前へ進んでいく。まだレースは始まったばかり。無理に追わず、抑えめのペースで進んだ。

トレイルに入ると道が細く、所々で渋滞が発生した。無理に前へ出ることはせず、ゆっくりと歩きながら補給を行う。その後はトレイルと舗装路を交互に進むコースが続き、傾斜の緩い登りは走り、リズムを保ちながら進み、C1宝蔵院に到着した。

C1宝蔵院を出てからは、シングルトラックを進んでいく。12km付近から下り基調になるが、雨の影響で路面は滑りやすく、本来なら走って下れる区間が慎重に進むコースになっていた。
その影響で渋滞が発生し、立ち止まるほどの混雑で思うように進めない。
動けない時間が続き、次第に体が冷えてきた。レインパンツを履くか迷うほどの寒さだった。
結局、渋滞中はレインパンツを履かずに進み、再び走り始めたタイミングで、左のふくらはぎを攣ってしまった。体が冷えていたようだ。
レインパンツを履けばよかったと思う。

C2八瀬峠から舗装路を走る。
ここから3kmは走れるコースと聞いていたため、序盤の渋滞で失った時間を取り戻そうと、ハイペースで進もうと思ったが、スピードは上がらなかった。
雨は次第に強くなり、指先が凍えるほどの寒さだった。
びしょ濡れになったグローブを絞りながら進むが、寒さの影響でペースが上がらないのではないかと感じ、ここでレインパンツを履いた。

レインパンツを着用すると寒さは和らぎ、 少しずつ体が動いてきた。
ペースを上げて進み、C3諸坪峠に到着。
C3諸坪峠からA1こがね橋までの4.6kmは下り基調。ここでも遅れを取り戻すため、できるだけ速いペースで下った。

A1 こがね橋~A2 仁科峠
A1こがね橋 到着予定時間 9:30  到着時間 10:25

序盤を抑えすぎたことと渋滞で想定以上のロス。A1こがね橋では水分補給と松崎名物の桜葉餅と「Keep on mile」の甘酒を摂ってすぐに出発した。

ここから挽回したいところだったが、次のC4二本杉峠までは3kmで400mを登る区間。勾配がきつく、思うようにペースは上がらなかった。

C4二本杉峠に到着してレインパンツを脱いでいるとRun boys! Run girls !のばんりさんと合流した。そこから猫越岳手前までITJのコースの話、今年走ったレースの振り返り、来年の予定などいろいろな話をしながら一緒に進んだ。会話があることで、長く感じるパートも余裕を持って進めた。

雨が降っていなければ、ここからも仁科峠までは走れると言われている区間。今回は田んぼのようなぬかるみが続き、登りも走りも下りも、思うようにはいかなかった。
あとブナがきれいなコースだが、足を取られて転ばないようにするのが精一杯で、景色を見る余裕はほとんどなかった。一番このパートがきつく思えた。

猫越岳を通過した後、後藤山の下りで木段に引っ掛かり、前方に大きく転倒した。転倒で左のふくらはぎを攣り、5分ほどその場でうずくまった。
しばらくしてどうにか歩ける程度までは回復し、再び進み始めたものの、この先を走り切れるのかと、不安が頭をよぎる。

仁科峠展望台の駐車場まで下りてきて、もうすぐエイドかと思ったが、そこからさらにトレイルを下る。ふくらはぎの痛みとぬかるんだ路面の影響で、スピードを上げて下ることはできなかった。

A2 仁科峠~A3土肥駐車場
A2仁科峠 到着予定時間 11:20  到着時間 14:14 関門14:30

A2仁科峠に到着したのは、関門時間の16分前だった。巻き返すつもりで走ったが、関門時間が迫るタイミングでの到着となった。エイドで行う予定だった着替えはあきらめ、ザックに入れていた補給食をポケットに移し替える。水分補給とエイドの補給食を摂り、TRCメンバーの方と合流し、同じタイミングでエイドを後にした。
時間がない中エイドでは西伊豆名物のしおかつおうどん、オレは摂取す、ミニパンを食べた。

仁科峠を出る頃には雨はやんでいたが、動いていないと一気に冷えてしまうほどの強風で冷え切った体にはかなり堪えた。
次の風早峠からは、きれいな笹のトレイルが続く区間に入る。景色はガスったり、雲の切れ間から富士山が見えたりと、景色がどんどん変わっていった。このあたりからぬかるみも徐々になくなり、走りやすくなっていった。

音声付きです。

しばらく細かいアップダウンを進み、船原峠に到着した。船原峠からはロードの登りが続き、痛みを我慢している左のふくらはぎと腰をかばいながら進むが、思うように走れない。
ここまで体力を温存していないと後半は走れないと思った。

時計を見ると関門時間まで残り5分。どうにかA3土肥駐車場には間に合わせようと痛む体を無理やり動かして前に進んだ。
沿道で応援してくれる方の声援で悔しさが込み上げて、思わず涙が出そうになった。


・A3土肥駐車場 
予定到着時間 14:00 到着時間16:49 関門時間16:50

関門時間の1分前に到着した。残り15kmを3時間で進まなければならない状況だったが、
左足のふくらはぎと腰に回復の兆しはなく、ここで無念のリタイアとなった。

総括

・冬のトレイルのレイヤリング、防寒、冷えへの対応力。レインパンツを履くタイミングの見極めが甘かった。難しい。
・A1こがね橋からA2仁科峠までのタイムマネージメントが悪かった。
・心拍を抑えめ(平均142bpm)で進んだことで、胃腸トラブルが起きなかったのは収穫だった。
・レインウェアを着続けていたことで、補給が取りづらくなった。今回のようなコンディションではKeep on Mileのような、少しずつ摂れるタイプや水に溶かして摂取できるタイプの補給の方が、無理なく摂り続けやすかったと感じた。

装備

・ギア

シューズ:HOKA / スピードゴート 6 メンズ
ザック:THE NORTH FACE / ティーアール ロケット
ファーストエイド:PAAGO WORKS / マイ ファースト エイド
⾃発光式:Nathan / ストローブライト 2.0 , RUN-MARKER® CHARGE(画像未掲載)
フラスク:Hydrapak / ウルトラフラスク スピード 500ml ,Nathan / イグソドローソフトフラスク2.0 , Trippersオリジナル / ハンドボトルベルト
サバイバルシート ゴールド/シルバー
テーピング⽤テープ:New-HALE  / レギュレーションテープ
シンプルトイレ
カトラリー:SEA TO SUMMIT  / カップ(旧モデル)、箸
ライト:NITECORE /  UT27 MCT ,  PETZL / ビンディ
モバイルバッテリー

・ウエア

シャツ:THE NORTH FACE /エクスペディションドライドットクルー
パンツ:patagonia / メンズ・エンドレス・ラン・ショーツ 6インチ
ウインドシェル:Trippers オリジナル / リーチウィンドシェルフーディー version3
レインウェア:milestone / アップスウィング レイン フーディー , Teton Bros /フェザーレインパンツ
アンダーウェア:MILLET /ドライナミック メッシュ ノースリーブ クルー , T8 /コマンド ランニング アンダーウェア
防寒着:mountainhardwear / エアメッシュ 1/2 ジップ , Mountain Martial Arts / MMA ポーラテック アルファ ダイレクト バラクラバ フーディ(当日の天気の判断で装備から外した)
ソックス:Feetures / トレイルマックス クッションミニクルー
カーフスリーブ:R×L / レーシングゲイター SLR TRG-800
グローブ : milestone / ファスト トレイル グローブ , SALOMON / ボナッティ ウォータープルーフ ミトン
キャップ:patagonia / ダックビル・キャップ
ゼッケンベルト:Trippers オリジナル / くまちゃんオリジナル ゼッケンベルト
トラッシュバック:Trippers オリジナル / オリジナルトラッシュバッグ  
手ぬぐい: CHAORAS / スポーツ手ぬぐい

着替え
シャツ:Trippers オリジナル / LIGHT GIRL T-SHIRTS
アームカバー:R×L / TSA-11
グローブ:STATIC / アドリフト ダイニーマ ミトン
ソックス:Feetures / トレイルマックス クッションミニクルー

補給食

合計:3000kcal 前半1680kcal 後半1320kcal 

ジェル
AMINO SAURUS / 01・ 02・04
ANDO塩入り×2
オレは摂取す / T-パウチジェル エネルギー はちみつレモン風味×2
美味しいエナジードリンク研究所。/ おいエナ 柚子と蜂蜜 ,福井梅と福井山の蜂蜜
ナガノトマト / シンシュウエナジー 塩トマト×4
メダリスト / 塩 ジェル
パラチノース / ワラビート ゆずわらび風
keep on mile / ベジ ジンジャー

固形物
POW BAR / ソルトピーナッツバター&チョコレートチップ×2
シゲキックス

その他
MAURTEN / DRINK MIX 320
パラチノース / ピュアパラスティック×2
アライバル / 濃縮イオン均衡液 10ml
カツサプ / 粒タイプ
TOMO'S PIT / テングソルト
MEITAN / 2RUN
MAGMA×3
恵命我神散×3




プロフィール

KEI
KEI
こんにちは!ケイです!!

トレイルランニングとの出会い

2019年に友人とノリと勢いで一緒に出た「科野の国ラウンドトレイル」がデビュー戦。無我夢中で走る事がこんなにも楽しいなんて知らなかった!そこから一気にハマり走り始めました。100マイラーを夢見て、爆走中です。

トリッパーズと私

トレランを始めるときに最初にお邪魔したお店がトリッパーズでした。見たことないギアばっかりでワクワクが止まりませんでした。そんなトリッパーズは大切なレースのためにガッツリ準備出来るお店、お洒落なギアを探せるお店、楽しくトレランのお話ができるお店、そんな色々な思いが溢れる素敵なお店です。

私自身もランナーさんの何か力になりたい、走る楽しさを共有したいと密かに思いながら、トリッパーズに立ってます。トレラン歴は浅いですが,皆様のトレランライフをお手伝いします。よろしくお願いします!



2024年5月トレニックワールド彩の国100km完走
2025年6月奥信濃100km完走