食べきれ!走り切れ! 彩の国100K 《小川 佳》

5月18日~19日で埼玉県越生町周辺で開催された
「第9回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国」の100kmに出走してきました。
初挑戦の100km結果はいかに…

コース概要

距離: 109km (実測値114km COROS ペース2)

累積高低差6,674m オフロード83.8km
North → South1
①North 距離54.0km、累積高低差3,319m、オフロード42.0km
②South1 距離53.4km、累積高低差3,355m、オフロード41.8km

スタート100km  5月18日 9:00スタート
制限時間 31時間 5月19日 16:00まで
North、Southとも累積高低差が3000m以上にオフロード約80%と走りがいがあります。

ロストもあり距離は114km

【準備編】
去年の11月末、Trippersのグルラン中に運よくエントリーができそこからは徐々に練習量を増やそうと考えていましたが、練習できずにお店のイベントであるHTTを完走、2024年を迎えました。
1月は玉川上水駅周辺を100km走るイベントで長時間行動の練習を行い、休憩も含め17時間走りました。しかしイベント後、足の裏の痺れるが取れず、なかなか練習を積めずに1月は終了です。
3月から本格的に山の練習スタート!
Southコースの東吾野駅からゴールのニューサンピアまでの後半の35kmを試走しました。天覚山~大高山~竹寺エイドのアップダウンが地味に足にきます。
ハセツネ30Kの試走とハセツネ30Kに出場。真夏のような暑さの中で足を攣りながら走れて良い練習になりました。

大高取山


4月は怪我しない程度にロードをメインに走りました。山の練習はSouthコースの前半部分を走りに行きました。この時は胃腸の調子が悪くなり、途中リタイヤ。本番までにこの胃腸トラブルを何とかしたい…。

【レース当日】
5:00 彩の国100kに参加する佐藤さんと里山さんと 一緒にニューサンピア埼玉おごせへ出発
6:30 受付
7:00 100mileの選手を見送り、その後はテーピングを貼ったり、軽食を食べたり
9:00 スタート!!

『North ニューサンピア~刈場坂峠』
スタートして5km辺りから山に入ります。入山後シングルトラックが続き、渋滞が発生。12kmの飯野峠までは渋滞がありました。早く走りたい方はスタートから先頭にいた方が良いと思います。
飯野峠までは緩い登りが続きます。丸山通過後は一旦舗装路に出てツツジ山に進んで、少し走れば 刈場坂峠エイド到着です。


刈場坂峠エイド(15.3km)では菓子パン、大福、バナナを食べ、フラスクにスポドリを入れて出発。暑かったのでエイドに到着した時には1ℓ以上は飲んでいました。

『 刈場坂峠 ~堂平キャンプ場』
刈場坂峠 エイドを出発してカバ岳まではジグザグな尾根を走ります。カバ岳手前は岩場があり慎重に進み、カバ岳を抜けた先の大野峠は眺望が良く市街地まで見渡せます。

大野峠

ここで一呼吸して堂平キャンプ場を目指します。堂平天文台を抜け、堂平キャンプ場エイドに到着です。


堂平キャンプ場 (22.7km)エイドでは、水分補給とスープパスタ、オードブル風クラッカーを食べ、トマト入りスープパスタはおかわりしました。暑さもピークに達していたので頭から水を被り、持っていた手ぬぐいも濡らして首に巻き、良い感じに体をクールダウンする事が出来ました。

『 堂平キャンプ場 ~慈光寺エイド
堂平キャンプ場エイドから100m程の登りと下りがあり、笠山に到着します。笠山からは4kmで600m弱下るので飛ばしすぎに注意です。
30km地点に私設エイドがあり、新鮮なえんどう豆、バナナ、麦茶と元気な応援を頂きすぐに出発です。


金嶽までは4kmで400mの登りで太もも裏が悲鳴をあげ、胃腸も違和感があったので漢方を服用しました。金嶽から慈光寺エイドまでの急な下りで太ももを使い切り、エイドまでは我慢の時間でした。

金嶽までの登り。


慈光寺エイドに到着と思いきや1.5km先の37km地点にエイドが変更になり、急いで向かいました。
慈光寺エイド(37km)はキュウリ、バナナ、お稲荷を頂き、ライトの点灯チェックを行い、YOCさんと友人にガッツを貰い慈光寺エイドを出ました。

『慈光寺エイド~くぬぎ村体験交流館エイド』
舗装路を1km走り、お墓の横の登山口から登り始めます。2kmで350m程登り、新柵山に到着し、少し下ればくぬぎ村体験交流館エイドです。慈光寺エイドが変更になったのもあってこの区間は苦しい場面はなく夕方で暑さも落ち着き、スムーズにエイドに着きました。
くぬぎ村体験交流館エイド(41km)では、たくさんの一口おにぎりが用意されており、赤飯、たけのこおにぎり、卵焼き、お煎餅を食べ、ボトルにスポドリを入れ替え、お手洗いと5分の小休憩をしてエイドを出ました。


『 くぬぎ村体験交流館エイド ~ニューサンピア埼玉おごせ
くぬぎエイドを出てからは100m程登り、その後は長い下り基調で集中して走りました。
18:30に暗くなり始め、ヘッドライトとウエストライトを装着してニューサンピアへ向かいました.

竹林の分岐から行きのコースとは別ルートで向かうのですが、下り基調が続くので走れる方は走ることをお勧めします。自分はほとんど走れず、緩やかな下りをジョグする程度でした。眠気はピークでしたがギリギリカフェインは取らずにニューサンピアにたどり着きました。


『 ニューサンピア埼玉おごせ ~桂木観音下エイド』

ニューサンピアエイド(54km)でやった事はテーピングの貼り直し、スマホと時計の充電、着替え、食事、30分の仮眠、後半分の行動食、ギアの交換とやる事が多く気が付いたら1時間30分も休んでいました。予定だと滞在時間は1時間と決めていたので急いでエイドを出ます。


急ぎすぎていたのか、頭が回っていなかったのかSouthコース出発の際の計測器にタッチをし忘れる失態を起こし、2km弱進んでタッチ忘れに気づき引き返し、いざ再出発。(涙)
この出来事で眠気は冷めました。ニューサンピアを出てからNorthで通った林道を1km進み、舗装路を3km進みます。仮眠のおかげでキロ/7分ペースで進め元気に登山口に到着です。
幕岩展望台までの登りがきついですが展望台からの夜景がきれいなので頑張りましょう。

前回までは桂木観音展望台でした

分岐が現れたらすぐに桂木観音下エイド到着です。
桂木観音下エイド は去年まで使用してたエイドと異なり、民家の庭先に変更になっています。
桂木観音下エイド(61.4km)では豆乳スープ、フルーツポンチ、おにぎり、大福を頂きました。ウインドシェルを着るまでではないが少し寒かったので豆乳スープが体に沁みました。

『 桂木観音下エイド ~Kinocaエイド』
桂木観音下エイドを出てから1本杉峠までは、じりじり登りが続きロープにしがみつきたいぐらいの急登や岩場が出てくるバリエーション豊かな山域になります。再度眠気もきて、危険と思い10分ほど座って寝てから岩場ルートを通過しました。
スカリ山を抜けた後の北向地蔵周辺に私設エイドがありました。「あ‘‘-エイド」という名前の由来は看板を見てすぐ分かりました。 あ‘‘- エイドで味噌汁を飲み出発。塩味が欲しかったのでとても助かりました。


このあたりから胃腸の疲労が現れ、経口補水液を飲んだら下痢と嘔吐。ユガテからの下りは足に力が入らず、関門10分前にKinocaエイドに到着です。
Kinocaエイド(72.5km)はチキンシチュー、パン、バナナ、プリン、ローストチキンの豪華なエイド食がありましたが固形食が受けつけず、コーラを1杯貰い、竹寺エイドに向かいました。

『 Kinocaエイド~竹寺エイド』
天覚山まで向かいます。天覚山山頂は巻いて飯能アルプスの一部になる大高山まで進みますがアップダウンが後半の疲れた体に効きます。朝の5:00頃でヘッドライトとウエストライトをザックに戻しました。無心で登り、下りを繰り返しやっとの思いで舗装路に出たときはほっとしました。
ところが後ろからスイーパーが接近。スイーパーと一緒に進むことになります。舗装路から竹寺エイドに向かう1km弱で200m上がる区間がホントにきつく心が折れかけました。


なんとか登り切り舗装路を爆走して関門3分前に竹寺エイド (83km) に到着!
ギリギリの戦いでした。
ここで先に走っていたSKさんと合流し、励ましと次のエイドで会う事を約束し、進めるところまで進む事を決めて飲み物を貰い、出発。胃腸は全然回復せずここでも固形食は食べれず。

『 竹寺エイド~ 高山不動茶屋エイド』
竹寺エイドから豆口峠までの登りは根っこがこれでもかと言うほど多いです。
子の権現からは急な下りのシングルトラックが続きます。
ようやく西吾野駅に到着。試走の時に休んだ駅のベンチ休憩は今回はおあずけで先を急ぎます。
魔のトンネルと呼ばれているトンネルを抜けると名前のないラスボス級の山が待っています。トンネルを潜ると3kmで400m弱を登ると高山不動茶屋エイドに到着。関門20分前で少し巻きました。



高山不動茶屋エイド (93.5km)まで来た安堵とゴールまでの希望も少し湧いてきました。胃腸も元気になってきて肉抜きうどんを頂きました。しかしここで庇っていたお尻の擦れが限界を迎え、痛みがお尻に集中し動くだけで痛いという状況になりました。救護の方にワセリンを頂き、塗ってすぐに出発。

『高山不動茶屋エイド~桂木観音下エイド』
高山不動茶屋エイド からは100m登り、関八州見晴台に向かいます。この辺はハイカーさんも多く応援を貰いながら登っていきました。 関八州見晴台からは 桂木観音下エイド までは下り基調でスイーパーと他のランナーとグループになって励ましあいながら走りました。70km地点は下りも走れなかったのに後半になって走れたのは驚きです。
桂木観音下エイド(103km)到着は関門時間より50分早く着きました。エイドは豆乳スープを飲んで飲み物を補充してゴールのニューサンピア埼玉おごせに向かいます。

『桂木観音下エイド~ニューサンピア埼玉おごせ』

残り4kmでゴールは目前ですが、 ラスト一山の大高取山が残っています。
急登で思うように進まないので、油断禁物です。
自分は関門時間も気にしつつ、下りは走れるところは走りました。舗装路に出て、サロンパスの藍ちゃん看板が見えたらゴールは目の前。

最後はみんなに迎えられてゴール‼️

GOAL 30:00:00
総合順位 244/245 

見事30時間ぴったり

まとめ
⊡体の変化
・初日から5月と思えない暑さで体が暑さに慣れていないのも考慮に入れて、水分補給とペース配分は慎重に行いました。塩熱サプリは30分に1個のペースで水分もスポドリをメインに10分~15分おきに一口飲むペース。堂平キャンプ場で頭から水を被り、手ぬぐいを濡らし首に巻いたりしてなるべく体を冷やす工夫も入れました。心拍はマックスでも160と意識していましたが、渋滞で自分が思うペースで進めなかったので160を超えることは少なかったです。色んな工夫のおかげで最後まで体は攣らずにゴール出来ました。
・胃腸に関してはNorthコースは比較的元気でエイド毎magmaの摂取とエイドで固形物と温かい食べ物を食べて胃腸を動かしたのが良かったと思います。
Southコースの一回目の桂木観音下エイドから胃腸がムカムカしてきて漢方を飲みながら進みましたが、固形食が食べれなくなり経口補水液も飲めないぐらいやられました。
その後のエイドで温めたコーラと行動中は自前で持ってきたおいエナで カロリーを取るぐらいしか対策がなく、苦戦をしました。今回が自己最長行動時間になることは予想はしていたが、胃腸不良で全然食べてないのは初めての経験だったので次のロングレースに向けての課題です。
・体温調整は昼間は暑さ対策で夜間パートは汗冷えから来る低体温が不安だったので、ニューサンピアでの着替え以外に腹巻をしたり、水分を飲みすぎない、アームカバーとグローブで防寒することを意識しました。
休憩時間の過ごし方
・ニューサンピアでの休憩の時疲れすぎてやる事がわからなくなり、予想していた休憩時間を大きく過ぎてしまいました。次回からはデポバックにやる事リストを入れて置こうと思いました。
・出発の時の計測器にタッチをし忘れない。

今回活躍したギア
CHAORAS チャオラス / スポーツ手ぬぐい
汗拭きのためにザックのチェストベルトに括り付けてたくさん汗をぬぐいました。スポーツ手ぬぐいは一般の手ぬぐいより長めに作られており、首や頭に巻きやすいです。自分はエイドで手ぬぐいを水で濡らして首に巻いて火照った体を冷やすことが出来ました。しかも防菌防臭機能もあるのでレース後半でも汗の嫌な臭いは感じにくかったです。

スタティック / ハイブ スリーブレス シャツ
初日は暑さ対策で思い切って スリーブレス を選びました。通気性が高い素材で作られており、暑い時のモアっとする暑苦しい感じが少なく快適でした。アンダーウエアを着ずにスリーブレス だけ着ていたので擦れ防止で胸にテーピングを貼りました。 スリーブレス とザックと擦れもなくNorthコースは完走できました。

装備
Northコース


シャツ:STATIC / ハイブ スリーブレス シャツ
ウインドシェル:TRIPPERS / リーチウィンドシェルフーディー version3
レインウェア:Salomon /ボナッティートレイルジャケット
Teton Bros /フェザーレインパンツ
グローブ: UNWASTED/(アダプト)
キャップ:milestone/オリジナル キャップ MSC-013 (写真未掲載)
アンダーウェア:finetrack /ドライレイヤークールボクサー
アームカバー:R×L / TSA-11
シューズ: TECNICA /INFERNO XLITE 3.0
ソックス:  Feetures /トレイルマックス クッションミニクルー
カーフスリーブ: compres sport /R2 3.0
シューズ: TECNICA /INFERNO XLITE 3.0
ザック:Rab / ヴェイル 12L
ゼッケンベルト:くまちゃんオリジナル ゼッケンベルト
ライト:milestone / MS-i1 Endurance Model (ヘッドライト).MS-i1 + RUSH Light(ウエストライト専用)
トラッシュバック:Trippers オリジナルトラッシュバッグ  
その他:サバイバルシート モバイルバッテリー ファーストエイド 小銭 常備薬  地図  マイコップ

ニューサンピアで着替えたウエア


シャツ: Mountain Martial Arts / MMA 100MPJ Racing Tee Trail
アンダーウェア : MILLET / ドライナミック メッシュ ノースリーブ クルー
ソックス : injinji /トレイル ミッドウェイト ミニクルー
シューズ:ALTRA / ティンプ 5
キャップ: patagonia  /ダックビル・キャップ
インサレーション:mountainhardwear/ エアメッシュ 1/2 ジップ  使用せず。

行動食
前半Northコース


ジェル AMINO SAURUS /01(カフェイン入り) / 02 ×2
ANDO塩入り×3
美味しいエナジードリンク研究所。/おいエナ 福井梅と福井山の蜂蜜スゴ飯

固形物 ミナト製薬/ライスピュレ りんごはちみつ味
塩熱サプリ/サイダー
井村屋 / スポーツようかん カカオ×2 あずき×2
エネもち/クルミ餅×3、塩餅×3
パワージェル・ショッツ/ オレンジ×2

その他
MAGMA
ZEN / After(ダルマ)
MEDALIST / アミノダイレクト5500
ME/NU メニュー / HUMANEED ヒューマニード(経口補水液)
※エイド食も食べたので残しました。



後半Southコース


ジェル   AMINO SAURUS /02・03・04
ANDO塩入り×4 無塩×4
スゴ飯×2
美味しいエナジードリンク研究所。/おいエナ 国産檸檬蜂蜜、福井梅と福井山の蜂蜜

固形物
塩熱サプリ/サイダー、レモン
エネもち/塩餅
パワージェル・ショッツ/コーラ×2

その他
MEDALIST / アミノダイレクト5500×3
ME/NU メニュー / HUMANEED ヒューマニード(経口補水液)
ZEN / After(ダルマ)

※後半は胃腸不良でグミと経口補水液は食べませんでした。