善通寺五岳山空海トレイル2025《小林 遼志》

会場は善通寺

2/22に香川県善通寺市で開催された「善通寺五岳山空海トレイル2025」に参加しました。

仕事で何度かこの辺りに来ていて五岳山の存在は知っていたこと、参加した選手から楽しかったと聞いていたこと、上期Aレースの新城ダブルに向けたトレーニングとして日程も距離もちょうど良いことから家族旅行を兼ねて行くことにしました。

うどん屋さんのハシゴが楽しい

コース概要

距離:45km

累積標高:3,900m(garmin実測で3,500mぐらい)

制限時間:6時間45分

スタート時間:2/22(土)8:55

オフィシャルから拝借。パンチのある高低図

前半は弘法大師空海が修行をしたと言われる五岳山の周りのアップダウンのあるロードを走り、後半は五岳山(火上山、中山、我拝師山、筆ノ山、香色山)を縦走する1周15kmのコースです。

ハーフ、シングル(1周)、ダブル(2周)、トリプル(3周)と4つのカテゴリがあり、トリプルに参加しました。

トリプルは制限時間がダブルと同じという新城ダブル的な高難度設定で、参加資格は設定されていないものの過去の結果を見ると完走者が10人程度(!)という難易度の高さに興味がわきました。

それにしても45km3,900mD+で6時間45分って普段トレーニングで走るコースの数字と比較すると間に合わないのでは…

目標&プラン

制限時間が6:45しかなく3周目は途中に関門が2箇所あるので、少しずつペースダウンしても完走できるように1周目2:00→2周目2:10→3周目2:30を目安としました。

これが完走できないようでは新城ダブルは今年も第二関門(2周目の亀石の滝。過去2回そこでDNF)が通過できないと思うので、今イメージする新城ダブル本番想定の出力でどこまでいけるか試しつつ、とはいえ制限時間にあまり余裕がないことは確かなので順位の目標は設定せずにとにかく完走を目指します。

 

レースレポ

五重の塔の近くからスタート

カテゴリによってスタート時間が違うが、トリプルはダブルと同時にスタート。周りのペースに惑わされないよう落ち着いて。

家族がスタートを見送ってくれた

前半はアップダウンのあるロードなので心拍数を見ながら淡々と進む。

最初のエイドはほぼ想定通りのタイムで到着。調子も悪くなさそう。

トレイルに入るとまずは火上山。普段トレーニングしてる高尾山の北尾根ぐらいの斜度でかなり険しい。そして下りも急な上にテクニカルで全く対応できず。登りで抜かした選手達にどんどん抜かされてしまいあっという間に誰もいなくなった…3周あるし怪我しないように慎重に。それにしても風が強くて寒い。レインウェアが脱げない。

難易度が高くて写真を撮る余裕がない

登りになると下りで先に行った選手達に追いつき追い越す。そんな感じでダブルの選手と前後しながら。途中同じぐらいのペースだったダブルの選手にこのペースだとトリプルは間に合わない的なことを言われて少しビビる…

 1周目 2:04'44(計画 2:00)/ 19位

 

完走できないといけないので2周目は1周目より少し出力を上げる。雪が舞ってきたかと思ったら一気に吹雪いてきた…寒い。

1周目とほば同じタイムで黙々と進む。垂れてきたトリプルの選手を何人か拾ったかな。

調子良い

余裕を残して1周目とほぼ同じタイムで戻ってくることができた。

 2周目 4:09'02(計画 4:10)/ 11位

さあラスト1周。潰れて大ブレーキにならないように気をつけながらも2周目よりもう一段ギアを上げる。カフェイン入りのジェルも投入。

だんだん疲れてきたが頑張って走っているとトリプルの選手を拾っていけるのが嬉しい。ロードは3周目が一番速かった。

トレイルの登りはさすがにしんどいが下りはどうせ1周目から遅いのであまり変わらず。もうあと1時間ぐらいでゴールなので2本目のカフェイン入りのジェルを投入。

我拝師山を下ったところで前に見えた選手にすぐ追いつくと思いきやなかなか追いつかない…前に見えた選手はせっかくだから拾いたいが下りで見えなくなってしまった。頑張って進んでいると最後の香色山の登りでまた背中が見えた!全力全開でプッシュして追いつき、最後の登りでデッドヒート!こちらがわずかに早く山頂に到着し、あとは捻挫しないように気をつけながら下りの林道をかっ飛ばす!

 Finish 6:14'10 / 6位

難設定のトリプルを一発クリアできてうれしい!

まとめ

1.登り下りも長すぎずロードから岩場までバリエーションに富んだコースが楽しい

2.駐車場が近いし当日受付だしゴール後は会場の温泉に入れてストレスフリー

3.エイドは充実してるし会場には飲食ブースもあり、もちろんそこら中にうどん屋さんがあるので食べるのにも困らない

選手は普段入ることのできない宿坊の温泉に入れる

 

装備

頭:patagonia / duckbill cap

シャツ:patagonia / ridge flow shirt

パンツ:NIKE / Trail Half Tights

レインウェア:OMM / Halo Jacket

靴下:Innerfact / 5本指ショート

シューズ:MERRELL / MTL LONG SKY2 MATRYX

手:salomon / fast wing glove U

アームカバー:mont-bell / ジオライン L.W.アームウォーマー

ウエストバッグ:Innerfact / ウエストベルト

時計:garmin / Enduro3

心拍計:Polar / verity sense

ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト

寒くて一度もレインウェアを脱がなかった

補給

ドリンク:マルトデキストリン+パラチノース+BCAA+クエン酸+トップスピードウルトラミネラルタブレット

固形:セブンプレミアム レモンわらび、ラムネわらび

ジェル:Karada ACTIVE 5-ALA GEL

約2時間のコースに2箇所エイドがあり、大福、まんじゅう、フルーツ、スポーツドリンク、コーラなどがありました。エイドに寄るたびに大福を食べてスポーツドリンクを飲んでいたので手持ちの補給食はあまり使いませんでした。

観光もできて楽しい四国旅行でした

プロフィール

小林 遼志
小林 遼志
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。

OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位