OMM 2020 NOZAWA ONSEN

去年に続きOMMに参戦してきました。

OMMって何?興味はあるけどよくわからんという方も多いと思うのでまずは概要。

The Original Mountain Marathonは「自分自身の山岳スキルをテストする場」として1968年のイギリスで、山を愛する有志たちによって創られました。
以来50年以上の間、毎年開催されているもっとも歴史ある山岳レースです。

このイベントはあえて気候条件の厳しい時期に、必要な装備を全てバックパックに背負い常に携行し、ナビゲーション力、セルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。参加者には山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術が不可欠であり、まさに「山の総合力」が試されます。

1泊2日の必要装備をすべて背負って地図とコンパスを使ってチェックポイントを回るレースになります。

種目がストレートとスコア2種類あります。

【ストレート】
CPを指定された順番に回りその所要時間を競うオリエンテーリング形式のタイムレース。
ELITE,A,B の3カテゴリー

【スコア】
制限時間内で回ったCPの合計得点を競うロゲイニング形式のレース。
LONG,MEDIUMの2カテゴリー

僕は去年と同じくストレートAに参加しました。

《レースまで》
野沢温泉では3日前に雪が降りどこまで溶けるか心配な状況。当日もずっとでは無いが雪もしくは雨が降る予報。

20時営業終了後、22時発でバディのコバ君と野沢温泉へ。
1時現地着で車中泊。
思ったより寒くない。去年の方が寒かった。
予報の雪マークは消え、降っても雨。気温も10度を切る位であまり下がらなそう。
とはいえ野営地の標高は1000m以上で残雪の可能性もあり、油断はできない。

《レースレポ》
day1
駐車場からシャトルバスに乗り会場へ。
スキー場を上りスタート地点へ。ゲレンデの斜面なのでめっちゃ急。

スタート時間が近くなりカテゴリー毎に分かれて並ぶ。
スタートは時間で区切られていて、その中で1分おきに各カテゴリー1組ずつスタートする方式。
1分前に地図を取る。1年ぶりのワクワク感。

スタート!

Day1のマップ
https://theomm.jp/wp-content/uploads/2021/07/Day1-Straight-A.pdf

Cp1 最初は距離感がつかめず少し不安になったがトレイルを辿り問題なく到達。
cp2 あと10m行けばあったのに戻ってウロウロしてしまい15分位ロス。後からスタートした池さんにあっさりぬかれる
cp3 分岐を勘違いして15分ロス。
cp4は道沿いで問題無しだったがcp5へ降りる尾根を外れてしまいゲキ藪漕ぎ、崖に出てしまい滑落しかかる
cp4まで戻りさらにきた道を戻って大回りして確実にロードを走る。
cp5は谷だけど緩やかな谷で分かりにくかった
cp6まではひたすら上りの林道。長かった。。油断して分岐を通り過ぎて10分ロス。
cp7道沿いで特に問題なし
cp8道沿いで特に問題なし
GOAL5:32:43 14位

去年の経験を活かして1桁を狙っていたがOMMはそんなに甘く無かった。。
4〜5のゲキ藪漕ぎのロスが悔やまれるが思ったより順位はよかった。

野営地点に2時過ぎに到着。
去年は初日40キロ走って8時間かかったけど今年は25kで5時間半。想像していたよりもかなり早くついてしまった。

テントを張って仲間の帰りを待つ。
テントを張ってしまうととくにやることはないので16時に早めの夕飯をたべる。
その後雨が降り始めたのでテントに入るがやる事なくて17時半寝る。
19時半起きて2度目ご飯 ビバークレーションとポップコーン
21時撤収 テントに戻り就寝準備。
木の板の上に貼ったので、フラットで良かったが、地面に水が浸透していかず、
テント内はかなり浸水していてマットの上からはみ出すとびちょびちょになる状態。
この天候では完全に失敗だった・・・
これで気温が下がっていたらかなりハードな状況だったと思う。
寒くはなかったのでダウンパンツとダウンジャケットは着用せず枕に。
22時お休みなさい。



day2
5時起き。途中何度か目が覚めたがそこそこ寝れた。
撤収。テントやシュラフカバーが濡れて重い。

6:55スタート

Day2のマップ
https://theomm.jp/wp-content/uploads/2021/07/Day2-Straight-A.pdf
cp1 順調
cp2 尾根の破線ルートの薮が濃すぎて不安になるも何とか越えて進む。
cp3 冷静にルートを選んでゲット。
cp4 イメージ通り。
cp5 これまたイメージ通り
cp6 薮max コンパス無くした 藪に引っ掛かりメガネ落としたが見つかった。
尾根を登る。キツかった。焦ってアタックせずに落ち着いてゲット
cp7 これまた冷静に。
cp8 ゲレンデ撃下り
cp9 一旦のぼらされて神社。最後のゲレンデの下りを走ってすでに見えているゴールへ
GOAL 5:15:36 6位
1〜5位の組はオリエンテーリングの選手達らしいので、素人部門優勝ですw🏆

因みにTrippersで地図読み講座を担当してくれている池さんペアはストレートA優勝!!
流石です!

1日目14位 2日目6位 総合8位でした。初日のロストが悔やまれますがこれが実力ですね。
来年はエリートに挑戦かな!

ポイント
・なんとなく進まない。他のチームに着いていかない。大体間違える。
・CPが見つからないときは思ったよりも進んでいなくてショートしていることが多い。
・確実にわかる道・尾根・ピーク・谷を通る。

主な装備
ザック:PAAGO WORKS / rush 20 sp
テント:ヘリテイジ / クロスオーバードーム2 760g(シート、ペグ込み)
シュラフ:モンベル #5   610g (8年位前のモデル)
マット:サーマレスト/ネオエアーウーバーライト S 170g
 等

ウェア
レイン上:goreware / R7 ゴアテックス シェイクドライトレイル フーディッド ジャケット140g
レイン下:TNF / ストライクトレイルパンツ 100g
予備のベースレイヤー:TetonBros. / powerwool hoody 200g
予備のフルレッグタイツ:OMM / Mountain Raid pants 257g
上半身用防寒ウエア:OMM / SONIC SMOCK 219g
 等

食料
水:1.5L
行動食:ジェル10本 430g
パン 、カロリーメイト、トレイルミックス等 1000g
ウイスキー:250ml 300g

合計 7.8kg 

プロフィール

朝長拓也
朝長拓也
トモナガと読みます。
私が初めて山を走ったのはのは2012。山を駆け下りる疾走感、自然との一体感、こんな楽しいスポーツがあるのかと衝撃を受けました。
今でもその時の感動を覚えています。

私は特別速い訳ではないし、まだ100mileを走ったこともないし(2018年ようやく100マイル走りました!)、大会にたくさん出てきた訳ではありません。
でもトレイルを走るのは大好きです。
トレイルを走っているときに自然と笑顔になったり、訳もなく涙があふれてきたり。
うまく表現できないけど自分が解放されてく様な感覚が最高に気持ちいいのです。

人それぞれ感じる事は違うと思いますが、最高の時間をみんなで共有できたらいいなと思っています。

ランナー、トレイルランナーが気軽に集まれるお店にしたいと思っています!
一緒に走りましょう!よろしくお願いします!!