Team Trippers 2023年夏合宿レポート 猛暑と満腹編  《関口 昌弘》

チームトリッパーズに参加して2年目の関口昌弘(ぐっちょんと呼ばれいてる)が、8月初旬に開催されたチームの合宿について報告のブログを書きます。「チームトリッパーズって何やってるの?」「楽しいの?」「怪しくないの?」「怖くないの?」などなど、気になっている方に雰囲気を感じ取っていただけるとうれしいなと思って、楽しい楽しい一泊二日の様子を記します。

あの「信越五岳」の試走がテーマ

今回の合宿について、ざっと概要を先に書いておきます。

■日程:2023年8月5日(土)〜6日(日)の一泊二日
■参加人数:25人(ナビゲーターのMKT(ミキティ)とタロー(過去にはマツーイ、マツタローなど多数の呼称)の2人を含む)
■走ったコース:<1日目>斑尾山周りの林道→斑尾山山頂などを通る約25km・獲得標高約900m、<2日目>関川沿いと黒姫林道の約30km・獲得標高約1000m
■入ったお風呂:まだらおの湯(長野県中野市大字永江8156-649)、苗名の湯(新潟県妙高市杉野沢2030)
■泊まった宿:KOKUTO iiyama home(長野県飯山市大字飯山3020番地)
■夕食で宴会をしたお店:バル End(長野県飯山市南町11-4)
■関口が飲んだビール:中ジョッキ3杯(がんばっておさえた)
■サプライズで誕生日を祝われた人:2人

チームトリッパーズはトレイルランニングのチームです。数の多少はあれど、メンバーはさまざまなレースにエントリーしています。9月にひかえたビッグレースが「信越五岳トレイルランニングレース」です。110kmと100マイルの2つのカテゴリーがあり、出場するメンバーがたくさんいるため、コースの一部を走ってみようというのが今回の合宿のテーマでした。ちなみに、私は100km超えのレースに完走するイメージが全くわかないレベルの走力です。そして、私の最大の楽しみは夕食(ビール)です。そんな私でも受け入れてくれている優しいチームです。安心してください。

暑い暑いと聞いてはいたが

関口カー組の5人はJR立川駅周辺で早朝に集合し、斑尾を目指しました。運転は好きなほうなので、普段からクルマを積極的に出していて、今回も数時間のドライブです。

車内で楽しく話していたら、後部座席に座っていた一人が数日前、重度の熱中症になったということが発覚。今回の合宿では練習に参加できないが、エイドなどサポートにまわってくれるとのこと。走りたそうだったけれど、他の皆で絶対にNGと釘を刺しました。熱中症、気をつけよう。

実はナビゲーターのMKTも数日前にケガをしてしまっていたり、不調で走れないメンバーがいたりしました。練習に参加できない面々は、積極的にサポートをしてくれて、なんてすてきな人たちなんだろうと感謝。僕もできる限り貢献したいなと常に考えております。

さて、集合場所に到着したら準備を済ませて出発です。信越五岳は比較的(あくまで比較的)アップダウンは少なく、なるべく歩かずに走らないと完走できないといわれるレースで、この日は、なだらかな林道を通り、斑尾山山頂を通過してゲレンデを下っていくコースを走りました。

斑尾山は、そんなに険しいわけではないのですが、とにかく暑さが厳しくて苦労しました。この日の気温を調べてみると、気象庁のサイトで見られる近い地点として飯山の最高気温は35度越え。サポートにまわってくれたメンバーが、クルマでエイドステーションをやってくれなかったらどうなっていたことか。冷たい飲み物や軽食に助けられました。謎のゼリー(激安らしい)がうまかった。

食事が充実しすぎ問題と誕生日祝い

練習が終わってまだらおの湯で汗を流し、一泊お世話になるKOKUTO iiyama homeへクルマで移動。夕食まで時間があったので、コインランドリーで洗濯と乾燥をしました。すぐに洗濯できると気持ちよいですよね。

洗濯終わってKOKUTOに戻ると、パブリックスペースの居心地が良すぎて、もうここで宴会でいいんじゃないかという誘惑を断ち切り、MKTが予約してくれているバル Endへ歩いて向かいました。食べ物はおまかせで注文済みで、飲み物は各々頼むスタイル。待ちに待ったビールを注文し、乾杯。走って風呂入ってビール飲むのが楽しい年頃です。翌日の練習もあるので、泣く泣く3杯でおさえました。

それにしてもすごかったのが食べ物の量。大変おいしいメニューが続々出てきて、これ、いつ終わるんだろうかという、ある意味トレイルランのレースに似た状態に。飯山に精通しているMKTとタローに言わせると、これが文化なんだとか。飯に山って書いて飯山だし、住所は飯山市大字飯山と、ものすごい大盛りっぽいし、なんか納得してしまいました。安くておいしくて大満足で宿に帰りました。

この夜は大事なイベントが一つ。メンバーのさとちゃんが、翌日に誕生日だということで、みんなでサプライズのお祝いをすることになっていたのでした。チャットで、ケーキは用意をしたかとか、プレゼントは忘れていないかとかやりとりして、いざ。

電気を暗くして、ダンディな声でハッピーバースデーのアカペラが流れ始めます。と、私も腕をつかまれ立ち上がることに。私も数日前に誕生日を超えていたのですが、なんの疑問もなくさとちゃんの誕生日祝いだと思っていたので、大変驚きました。おっさんになって恥ずかしいのですが、みなさんに祝ってもらってとても浮かれました。ありがとう、みなさま。

心を無にする練習、一人だとなかなか厳しい

この日もマウンテンバイクで先導してくれたMKTは、信越五岳は選手としてではなく、ペーサーとして何度も出場していて、コースを知り尽くしているのです。上位選手の順位を押し上げたり、初めての完走を支えたり、さまざまなレベルのランナーのペーサーを経験しているらしい。すごいなあ。

そんなMKTによると、今日のコースである関川沿いの道と黒姫林道をちゃんと走れるかどうかが大事らしい。

ここだけ走ると大したことはないのだけれど、だらだらと続く日陰のない川沿いの10km弱の道は、何十kmも走ったあとでは確かに辛そう。油断すると歩いてしまいそうだけど、「ここを走るんやで!」と事前に知っておくのは有効だなと思いました。しかし朝から暑かった。

そして黒姫の林道へ。勾配10%前後の登りの林道が、5km以上続くなんとも悩ましいエリアです。これを全部歩いてしまうと信越五岳の完走は難しいそうです。ほどよく走り続ける(ちょっと歩いてもまた走る)のが重要らしい。周囲に必死にくらいついて走りました。

この日は、川沿いにしろ、黒姫の林道にしろ、心を無にして一歩一歩進んでいく練習でした。一人の練習だと相当嫌なコースですが、みんながいたので楽しく乗り切れたなと、つくづく思いました。なお、この日もとにかく暑くて林道の登りでだいぶ疲れて、最後のロード3kmの下りは、エイドできてくれていたクルマに乗りました(懺悔)。

やる気をもらえるとてもすてきなチームです

私はほうっておくとさぼっちゃうので、刺激をもらえるチームトリッパーズはとにかくありがたい存在。それぞれ持っている目標には幅があると思いますが、お互いにリスペクトしている感じがとてもすてきだなあと感じています。今回も参加できてよかった。信越五岳に出るメンバーにはがんばってほしいなあ。応援に行けるように調整せねば。

逆光じゃない集合写真、ありました

プロフィール

Team Trippers
Team Trippers
Trippersのトレイルランニングチーム。
走力を上げる事を目指すのではなく、月に一回みんなで山を楽しむというスタンスで活動しています。