OSJ KAMI100 2022 《小林 遼志》


11/4~6に兵庫県美方郡香美町で開催された「OSJ KAMI100」に参加しました。

この大会は2019年まで行われていたOSJ氷ノ山山系トレイルレースがリニューアルされて、2021年より100kmの部(約37km×3周=約112km)と37kmの部(約37km×1周)の周回レースに生まれ変わりました。
僕は2021年に引き続き100kmの部に参加しました。
2019 氷ノ山山系トレイルレースレポート
2021 KAMI100レポート
※会場の周辺環境について詳しく書いてます

・コース概要
距離:約112km(約37km×3周)
累積標高:約6,100m(garmin計測結果)
制限時間:25時間(2周終了:15時間30分の関門、3周目兎和野高原:22時間30分の関門あり)
スタート時間:11/5(土)9:00

コースはロード、林道、山が交互に出てくる比較的走れるコースです。
給水所はスタートゴール地点含めて大エイドが3箇所と、小エイドが3箇所(1箇所は帰りも通るので4回)の1周37kmの間に7回使えて、お菓子やコーラ、スープやオートミール(大エイド)など補給食は充実していました。
また、スタートゴール地点では自分で用意したドロップバッグ(車orテントで保管)も使うこともできます。

・目標&プラン
はじめての2021年は1周目4:30:38(区間25位)、2周目5:00:47(区間10位)、3周目5:19:38(区間3位)の14:51:03で総合8位(男子7位)でした。
2回目の今回はもう少し3本揃えて4:40-4:50-5:00の14:30で5位以内を目標としました。

・レースレポ
去年とは打って変わって雨予報。
最初からレインウェアを着用してスタート(そのため今回はシェルは持たなかった)
スタートするといきなり先導車が思っていたコースと違う方へ進む。あれ?コース変わった?と思いながら着いていくとやっぱり間違いみたい。
みんなで正しいコースに戻り、後ろから戻ってきた先導者が選手を追い抜いていく。

今年は去年よりもゆっくり入れた。
このレースで上位を狙うのはもちろんだが、何よりもしっかり完走して年間チャンピオンにならないといけない。
1周目はとにかく淡々と。
雨は降ったりやんだりを繰り返していて肌寒い。
最初はスタートダッシュする後続の選手にどんどん抜かされたが鉢伏山あたりではすっかりまわりのペースも落ち着いて、今度は一人また一人と抜かしていく。
気づくと後ろに同じペースの選手が2人着いてきていた。
しばらく言葉を交わさずに3人で黙々と進んでいたが、いつの間にか1人いなくなっていてもう1人の選手に話しかけられる。
後で分かったのだがかなり実績のある選手でエントリーリストで名前をチェックしていた人だった。
そんなことは知らず偉そうに「去年走ってるからこのコース良く知ってます」みたいな顔で会話してしまった…
目標プランが似たような感じだったので1周目はその選手とずっと並走をして予定通りのタイムでゴール。
ただし疲労が想定よりも大きくてこれで大丈夫かな?と不安になる。
【1周end 4:38'44(計画4:40)/ 順位20位(区間20位)】

【2周go 0:00'26 / 16位】
2周目も1周目で一緒に走った選手と一緒に進むが、脚が重くてこのままでは3周もたなそうな気がしたので途中でペースを落とすことにして先に行ってもらう。
降り続いた雨と既に100kの選手と37kの選手が通過したトレイルは1周目とは比べ物にならないぐらいドロドロのぐちゃぐちゃになっていた。
足を取られるし滑るしとても走りにくい。
やがて陽が暮れてライトを点灯。なんだか胃の調子も怪しくなってくる。
兎和野エイドからの瀞川山の登りがとても滑って脚がかなりしんどく、ここで早くもカフェインを投入してしまう。
2周目は予定より10分ほど遅れてしまったが、体力は予定よりも全然残っていない。これ3周目いけるのか…?
【2周end 9:39'16(計画9:30)/ 順位12位(区間11位)】

【3周go 0:00'31 / 10位】
去年は必死にプッシュした3周目。今年はプッシュできなさそう…
それでもできる限りのスピードで進んで鉢伏山の登りで8位まで上げられたが、いよいよ体が動かなくなってきて大幅にペースダウン。
ここから後続の選手に抜かれる展開になるが、もうタイムとか順位を気にすることができないぐらいヘトヘトでとにかくゴールまで辿り着きたい一心で歩きながら前に進む。
今年は新城、奥久慈、山中温泉もこんな感じになってしまった。
思えばどのレースも会心の走りができず、ひたすら耐えた一年だったな。
それでも一度も諦めずに全戦走れた(新城のみ関門に間に合わずDNF)ことは満足できた。
これにて長い一年が終わる。あー最後のレースもなんとかゴールに辿り着けた…
ゲレンデのコンクリートの下りもゴールゲート前もずっと歩き続けてボロボロのフィニッシュ。


【FINSH タイム15:46'09(計画14:30)/ 13位(区間14位)※男子総合12位、年代別3位】

・まとめ
1.思い通りの走りができなくてとても悔しい
2.だからこそやめられない
3.OSJトレイルランニングレースシリーズ2022はこれにて終了。1年間大きなトラブルなく走り切れて良かったです

・装備
バックパック:salomon / adv skin 5 set
ウエストバック:salomon / sense pro belt
シューズ:salomon / sense pro 4
FUSION-FLEXI +S
レインウェア:salomon / bonatti race waterproof
OMM / カムレイカショーツ
シャツ:patagonia / capilene cool lightweight
パンツ:NIKE / Trail Half Tights
アンダーウェア:MILLET / Drynamic Mesh NS Crew
MILLET / Drynamic Mesh Boxer
アームカバー:mont-bell / ジオライン L.W. アームウォーマー
靴下:innerfact / 5本指ショート
頭:salomon / XA Compact Cap
手:salomon / fast wing glove U
ライト:LEDLENSER / MT10
時計:garmin / Forerunner 955 DP
ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト

・補給食
ジェル:MEDALIST / ENERGY GEL
Challenger / POWER LIQUID
ドリンク:HIGH5 / ZERO Electrolyte Drink Tablet
固形:かし原 / 塩羊かん
ハニーローストナッツ
PawerBar / POWER GEL SHOTS
他:magma

プロフィール

小林 遼志
小林 遼志
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。

OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位