第28回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン 《小林 遼志》


5/22に長野県南佐久郡で開催された星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソンに参加しました。

・林道やアップダウンが多く国内屈指の難易度
・八ヶ岳山麓を走る景色がとても良いコース
・コース上に温泉が3つありレース中に入ってもOK(ただし制限時間は厳しいので入るためには頑張って走る必要あり)
という特徴がある大会です。
2020年と2021年は中止になってしまったため3年ぶりの開催です(2019年は林道崩落によりコース変更)
10回完走するとデカフォレスト、20回完走するとユプシロンという称号がもらえ、ゼッケンが特別仕様になります。
僕は2016年に初参加してから毎年走っているので4回完走、2回中止で今回7回目のエントリーです。
カテゴリは100km、71km(今年は67kmに変更)、42kmの3つあり、今までは全て100kmでしたが今年は42kmに参加しました(翌週にOSJ奥久慈トレイルを走るので…)

・コース概要
【42kmの部】
距離:約41.3km
累積標高:約960m↑/約1,070m↓
制限時間:6時間30分
スタート時間:5/22(日)5:00

【67kmの部】
距離:約66km
累積標高:約1,190m↑/約1,530m↓
制限時間:10時間15分
スタート時間:5/22(日)5:00

【100kmの部】
距離:約96.7km
累積標高:約2,460m↑↓
制限時間:14時間
スタート時間:5/22(日)5:00、5:15(ウェーブスタート)

・目標&プラン
これまでの結果と40km通過タイムをまとめました(42km通過タイム不明のため)

 2016年 13:26:51(4:57:52) 910位 / 2,101人
 2017年 10:37:01(3:40:38) 86位 / 2,277人
 2018年 9:13:24(3:25:48) 22位 / 2,277人
 2019年 9:07:21(3:19:00)13位 / 2,287人 ※コース変更によりやや累積標高が少ない

100kmでの40km通過はかなり抑えて走ってのタイムなのでこれより速く走れることは間違いありません。
サブ3.5はできるだろうけどサブ3は難しそうな感じなのでなんとなく3:15を目標にしました。気温によってタイムが変わるのであくまで参考程度ですが前回同じコースだった2018年だと3:15で6位相当です。
翌週もレースなので怪我せずにこれぐらいでコールできたら良いなとゆるい感じで目標設定しました。

・レースレポ
今回はジェルを忘れてしまったのだが、コロナ対策で前日受付やブースがなく買えなかった。
また駐車場が離れていたり事前に抗原検査やアプリで体調管理チェックをするため不慣れでスタート前にバタバタしてしまい直前の整列になってしまった(スタートに間に合わなかった選手が多数いて急遽後発の組ができたそう)
なんだか色々とドタバタで全く緊張感のないスタート。

気温は10℃以下で肌寒い。雨も降りそうな予報。
全カテゴリ同時スタートのため最初は渋滞で思うように前に進めず、隙間を見つけてはペースアップをしてどんどん前を追う。
ネットタイム(号砲が鳴ってからではなくスタートラインを通過してからのタイム)での順位になるので、号砲後に少し時間が経って空いてから走れば良かったかもしれない。
やっと混雑を抜けたところで手元の時計を見ると3'50/kmぐらい。ちょっと速いので4'00/km超えるぐらいに落として淡々と進む。
どんどん抜かしていって前方の選手はかなりまばらになったが先頭は見えない。ゼッケンの色を見ると42kmの選手は近くには2人ぐらいしか見えずゴールするまで自分の順位を知ることはできなかった。
JR最高地点を過ぎて徐々に上りになる。やがて舗装路から林道にかわりどんどん傾斜がきつくなってくる。

 10km通過 44:17 / 5位通過

平らなところでは調子は悪くないと感じたが上りはしんどい。ロードのアップダウンの練習をあまりしてなかったせいか…
ここからコース最高地点(約1,900m)まではひたすら林道の上り。
かなりきついけどこんな短いレースで歩くわけにはいかないと頑張って走り何人かの選手を抜かす。

 20km通過 1:36:24(区間 52:07)/ 3位通過

コース最高地点を過ぎると今度は下り。
100kmでは後半に脚を残すためにかなり抑えて走るが今日はたったの42km。前腿が悲鳴を上げるがおかまいなしにバンバン走る。
オーバーペースな気がするしかなりしんどいけど、もうこのままいけるところまでいってしまおう。
それにしても42kmの選手に全然会わない。前も後ろも姿が見えない。一体いま何位ぐらいなんだろう…

 30km通過 2:23:21(区間 46:57)/ 3位通過

KOUMIの本沢エイドに到着。ここからはKOUMIで何十回も走ってるコース。
30kmを過ぎて急に脚が重くなる。まずい…
あと上りは稲子湯の前後だけなので下りはおかまいなしに飛ばす。
下りきって橋を渡って左に曲がってさあ上りだ!
つらすぎて走れない…
100kmの時は全部走るけど今日のここまでのペースでは無理だった。
ここで42kmの選手に抜かされたくないので後ろを確認しながら、走りと歩きを繰り返してできるだけ速く進む努力をする。
長い上りが終わってさああとは下るだけ。残りは4kmぐらいか。
脚が終わった状態でのロードの下りはしんどい…
ここまで来ても42kmの選手が見えない。1桁には入ってるだろうか?

 40km通過 3:10:24(区間 47:03)/ 3位通過

もうあとは全力で突っ走るだけ。時計を見ると3'50/kmぐらい。すごくきついけど意外と脚動くじゃん。
前も見えないけど後ろも見えない。順位は確定した。
さーやっとゴールだと思ったところでフィニッシュのアナウンスが。少し前に選手いたのかー残念!
それでも最後まで全力で走ってゴール!

 Finish 3:18:05 / 3位

・まとめ
1.3年ぶりの野辺山はうれしかった
2.短いレースはしんどい
3.入賞したのに今回ニップンが協賛から外れてパスタがもらえなかったのが非常に残念

・装備
頭:salomon / XA Compact Cap
手:salomon / fast wing glove U
シャツ:Teton Bros. / PPP L/S
Millet / Drynamic Mesh NS Crew
シェル;mont-bell / US Tachyon Jacket
ウエストバッグ:Ultimate Direction / comfort belt
パンツ:Mountain Hardwear / Minthill Shorts Ruy
Millet / Drynamic Mesh Boxer
靴下:Innerfact / 5本指ショート
シューズ:NIKE / Zoom Fly 3
時計:garmin / fenix5
ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト

プロフィール

小林 遼志
小林 遼志
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。

OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位