雨のぼっち箱根ガイリーン 《朝長拓也》
最近はレース以外で全然山に行けてなかったので久しぶりに行ってきました。
富士山か箱根外輪山か迷ったのですが、この日はどちらも雨予報、富士山は雪マークも出ていたので箱根にしました。
箱根外輪山一周 通称ガイリーンは部分的に走った事はあったのですが、通して走った事が無かったので今回が初チャレンジ!
目標は10時間。
・コース概要
・雨の中箱根湯本をスタート!
6時半に電車で箱根湯本着。荷物をコインロッカーに預けて7時に出発。
箱根湯寮の手前の女坂から登って阿弥陀寺のわきを通りトレイルへ。
天気予報だと午後から雨でしたが朝からしっかり雨。
レインウェアを着てスタートしたけど暑かったのでこの時点でレインを脱ぎ短パンTシャツで進みます。
まずは金時山目指してひたすら登っていきます。
薄暗くて濡れた山もいい感じ。それにしても誰もいない。
突然脇の藪でガサガサと音がしたので振り向くとウリボウが2~3匹。幸い親とは遭遇しなかったけど結構ドキドキ。
芦ノ湖にたどり着くまでのトレイルはたっぷりと水滴を蓄えた笹が登山道にはみ出していて、通るたびにしぶきを浴びて雨以上にずぶ濡れになりました。
景色がいいはずの明星ヶ岳。何も見えず。。。
・金時山 16.2km 3時間40分
ここまでに会ったのは1組の登山者のみ。
お話を伺ったら地元の中華料理屋「壺仙」というお店のご夫婦でした。今度近くを通る機会があれば行きます!
天気が良ければにぎわっているはずの金時山も2組の登山者しかいませんでした。もちろん眺望はゼロ。
金時茶屋には金時娘という有名な娘さん(87歳)がいらっしゃるんですが、着いた時は一人で小屋番をしていました。大腿骨を骨折しちゃって、プレートが入ってるリハビリ中という状況で1週間泊まり込み。今日下山してリハビリしに行くとの事でした。タフすぎる・・・。
金時娘のお話を聞きながら休憩&水を1L補給。
乙女峠。展望台みたいなのがありましたがやはり何も見えず。。
ひたすら笹まみれのトレイルが続きます。
切ない眺望案内図。本当はこんなにきれいな景色が広がっているなんて嘘みたい。
ガイリーンっぽい感じ!
その後湖尻峠に降りてきて、本来なら三国山の方を通って回りたいのですが、2017年の崩落の影響で通行止めになっている為、湖畔沿いのトレイルを進みます。
この辺では雨は止んでいましたが霧が晴れることは無く、今回唯一観れた景色がこれ。
観れたというほどでもないですが。。
箱根関所 37.7km 7時間24分
お腹が減っていたのでうどんとか食べたかったけど、全身ずぶぬれ過ぎてお店に入れず。
甘ったれ餅(100円)で我慢・・・
水を1ℓ補給。
箱根旧街道を進み、お玉ヶ池付近で軽くロスト。
その後ロードに戻り国道1号最高地点を通過。
気温は17度。走れているので半袖短パンでも寒くない位。
鷹巣山 44.1km 8時間31分
湯坂路というトレイルに入り鷹巣山。箱根湯本までひたすら下り。
似たような浅間山。
この後姿は見えなかったけど大人のイノシシに威嚇されてビビりながら下る。
最後の方は苔むした石畳、石段が多くツルツルで怖くて半分以上歩きになりました。
・箱根湯本 50.8km 9時間半 で無事ゴール。
温泉に行くか迷いましたが、トイレで着替えて直帰することに。
匂ってないことを祈りながら電車に揺られました。
たぶん匂ってたよな。。。ごめんなさい。
・まとめ
トレイル上では4~5人しか会わずにひたすらマイペースで走れて楽しかった。
何かあった時を考えると危険だけど、ぼっちトレイルも楽しい。
とはいえ平日休みの僕はぼっちになりがち。。たまにはみんなと走りたいw
プロフィール
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トモナガと読みます。
私が初めて山を走ったのはのは2012。山を駆け下りる疾走感、自然との一体感、こんな楽しいスポーツがあるのかと衝撃を受けました。
今でもその時の感動を覚えています。
私は特別速い訳ではないし、まだ100mileを走ったこともないし(2018年ようやく100マイル走りました!)、大会にたくさん出てきた訳ではありません。
でもトレイルを走るのは大好きです。
トレイルを走っているときに自然と笑顔になったり、訳もなく涙があふれてきたり。
うまく表現できないけど自分が解放されてく様な感覚が最高に気持ちいいのです。
人それぞれ感じる事は違うと思いますが、最高の時間をみんなで共有できたらいいなと思っています。
ランナー、トレイルランナーが気軽に集まれるお店にしたいと思っています!
一緒に走りましょう!よろしくお願いします!!