OSJ 王滝ダートマラソン 2023 《小林 遼志》

2ヶ月ぶりの松原スポーツ公園

9/18に長野県木曽郡王滝村で開催された「OSJ 王滝ダートマラソン」に参加しました。

カテゴリは42kmと20kmがあり42kmの方に出場しました。

この大会は4年ぶりの開催で、現存するOSJの大会で唯一今年初めて参加する大会です。

9/17にはパワースポーツ主催のSDAクロスマウンテンバイクというマウンテンバイクの大会が開催されており、バイクとランの合計タイムを競うキング&クイーンオブ王滝というランキングも開催されていました。

SDAクロスマウンテンバイクの表彰式

コース概要

【20k】

距離:約20km

累積標高:約600m

制限時間:5時間

スタート時間:9/18(月祝)7:00

【42k】

距離:約41km

累積標高:約1,100m

制限時間:8時間

スタート時間:9/18(月祝)7:00

目標&プラン

スタートゴールはONTAKE100と同じ松原スポーツ公園で、ONTAKE100のコースを逆走して途中で折り返して戻ってくる最初と最後の往復10kmほどがロードのコースです。

距離や累積標高も去年出場した野辺山ウルトラマラソンの42kmの部と似たような感じでその時が3:18だったので、野辺山より気温が高いこと、春の野辺山に比べ夏場はロードのスピードが仕上がっていないことからうまくいって3:15~3:30ぐらいと予想しました(前回4年前の優勝タイムは3:33でしたがコースが全く違うので参考になりません)

ただし参加人数が少ないため3:30で走れれば自ずと総合入賞できると予想し、目標も総合入賞(5位以内)としました。

また、今年はシリーズ戦の最大のライバル西川さん(2020、2021年間チャンピオン)にONTAKE100と安達太良50以外は全て負けているので、西川さんより先着することはマストとしました。

一緒に行った友人の石澤さん(ロングレースで活躍。2023 ONTAKE100k 5位)にも着いて行けるところまで着いて行きたいと思っていました。

レースレポ

先に謝っておきます。短時間のレースでガチ走りしていたためレース中の写真が一枚もないです…

スタート1時間前なのに静か!

距離も時間もフルマラソンとあまり変わらないので、3年以上まともに走っていないけどフルマラソンぐらいのペース、強度でどこまで押していけるか。まずは4'15/kmぐらいで様子を見よう。

飛び出す選手がいるかと思ったけど誰も出ない…そしてすぐに自分が先頭に。石澤さんが着いてきた。

時計を見ると3'50/kmぐらい。ちょっと速いのでペースを落とす。

二人でしばらく4'15/kmで巡行。やや心拍数が高めか?どこまで行けるかちょっと不安。

後ろははっきり確認しなかったが少し後ろに男性が一人、その後ろに少し離れて女性が一人とその後ろはまばらな感じ?西川さんはすぐ後ろには来てなさそう。

ロードが5kmほどありそこまで少し後ろに来ていたのは男性一人。抑えながら様子を見られてるか?

まだ水はあるので最初のエイドはスルー。

やがて林道に入り登り始める。

しんどいが強度を落とさずに心拍数160前後で走り続けるも、やがて後ろにいたランナーがペースを上げてどんどん差を縮めてきた。

あっという間に追いつかれてそのまま抜かされる。軽やかな後ろ姿で無理している様子もない。強いランナーだな…

着いていくとこちらが持たなそうなので向こうが落ちてくることを期待してそのまま一定のペースで登り続ける。

あっという間に後ろ姿が見えなくなってしまった。

 CP1 1:04:21 / 3位(区間3位)

ポイント通過のチェックは受けるがエイドはスルー。

石澤さんとしゃべりながら同じリズムで淡々と進む。これは一人より楽かも。

前との差が気になるので下りは捻挫や転倒に気を付けながらもそこそこ飛ばすが、ちょっとお腹が痛くなってきて一緒に走っていた石澤さんのペースから徐々に遅れ始める。

折り返しのCP2が近づいてくるとトップの選手が折り返してきた。200mぐらいしか差がない!

 CP2 1:35:13 / 3位(区間2位)

石澤さんから10秒ぐらい遅れて到着し、自分だけソフトフラスクに水を補充していたので後ろ姿がずいぶん遠くなってしまった。

後続も気になるしここで着いて行かないともう追い付けない気がして、少し無理をして追いつく。結構ゼーハーした。

一生懸命登っているとやがて後続の選手とすれ違い始める。4位の選手でも3分ぐらいは離れてそう。このままのペースで押せればそうそう追いつかれないだろう。

それよりも前の方が近い。「優勝」という人参が目の前にぶら下がった馬のごとく鼻息を荒くして走る!

最後のロードまで石澤さんと一緒だったら多分ロードで引き離されて着いて行けなくなると考え、優勝も見えていることだし残り15kmぐらいのところでイチかバチか無理をしてロングスパートをかけてみる。

石澤さんは一定のペースで走り続けていて着いては来ないようだ。

後は野となれ山となれ。このまま行けるところまで行ったれ!

やがて登りが終わり下りもかっ飛ばす。エイドもスルー。

でも全然前が見えない…めちゃくちゃしんどいけどとにかく全力で走り続けてロードに出たらこれまた暑い!

前も後ろも見えないまま松原スポーツ公園の橋を渡りそのままゴール。

 Finish 3:18:03 / 2位(区間2位)

後でリザルトを見たら前の選手とは8分以上離されていた…完敗。

2分後に3位でゴールに戻ってきた石澤さんのヴェイパーフライはアウトソールどころかミッドソールまでボロボロになっていた。

これでよく走れるな…

まとめ

1.2019年のONTAKE100以来4年ぶりの総合入賞はとてもうれしい!

2.今年のONTAKE100で潰れて歩き倒したルートも爆走できました

3.のんびりした大会で完走率100%なので初めてのレースにオススメです

装備

頭:salomon / XA Compact Cap

シャツ:SAYSKY / blaze singlet

レインウェア:OMM / Halo Jacket

ウエストバッグ:Innerfact / ウエストベルト

パンツ:mountain hardwear / minthill short Ruy

靴下:Innerfact / 5本指ショート

シューズ:NIKE / AIR ZOOM RIVAL FLY 3

時計:garmin / Forerunner 955

ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト

補給

ドリンク:マルトデキストリン+BCAA+電解質タブレット

固形:セブンイレブン黒糖わらび、レモンわらび

レースが短いからONTAKEよりものんびりできる
蕎麦もうまし!

プロフィール

小林 遼志
小林 遼志
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。

OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位