OSJ KOUMI100 2023《小林 遼志》


10/7~9に長野県南佐久郡小海町で開催された「OSJ KOUMI100」に参加しました。

2018年から連続5回目の参加です(2019年は中止)

 

Tシャツが良い感じ👍

コース概要

距離:約175km(35km×5周)

累積標高:約7,500m

制限時間:36時間

スタート時間:10/8日(日)5:00

 

約35kmのコースを5周する約175kmの100マイル超のレースです。

4周目からペーサーを付けることができます。

コースはロード、林道、山岳区間がはっきり分かれていて総合的な走力が求められます。

僕は試走も合わせてこれまで通算25周した勝手知ったるコースです。

 

目標&プラン

前回は後半に大崩れしたものの途中からかなり雨が強くなったこともあり他の選手もかなりペースダウンしていてなんとか7位でした。

今回は後半崩れないように去年以上にペース配分に気を付けて総合入賞(5位以内)を目標としました。

とはいえコースを知っているだけに今の自分の走力以上のタイムで5周走るり切るのは不可能なので、26時間での完走を目標としました。

このタイムで完走できれば全体的に特別に速い年でなければ自ずと総合入賞できるはずです。

 

レースレポ

寒いので最初はシェルとレインパンツを着てスタート。

仕上がりは悪くないと思っていたが、なんだか息苦しいし少ししんどい。去年のレポートを見て思い出したが去年も同じだったようだ。毎年忘れてるけど標高が高いからかも?

1周目の10分や15分の遅れなんてゴールタイムからしたら僅かだ。それよりも後半の大幅なペースダウンを避けたいので今年は体感を信じてしっかりペースを落としていく。また今年は新しい試みで1周目からストックを使用してみた。これで後半に脚が残せることを期待。

最初の林道は混雑していて走りにくいがロードに出てからはバラけて自分のペースで走れるようになる。

稲子湯のトイレに寄ったついでにレインパンツを脱ぐ。

山区間もやや詰まっていたが問題なし。焦らずのんびり進む。

気温が低く全く喉が渇かないが、過去に水を飲まなさ過ぎて気持ち悪くなったことがあるので今年は量を決めて飲みたくなくても飲む。寒いしトイレが常に近い。

1周目終わりは計画より10分遅れ。まあ走っているうちに調子が上がってくるだろう。

【1周end 5:09'59(計画 4:59)/ 順位106位(区間106位)】

まだ元気


【2周go 5:10'14(計画 4:59)/ 順位71位】

今年は初めて5周分の補給食や防寒着を持ってスタートしたのでドロップバッグは使用しない計画。

2周目はゲート通過15秒でドロップバッグ休憩中の35人をパス。

1周目が計画より遅かったので2周目は1周目ほどはややのんびりしないつもりで進む。

相変わらず喉が渇かず無理矢理の水分補給&トイレが近い。

脚の疲労は想定通りかな。

雨が降ってきたのでシェルを脱いでレインウェアを着る。

計画より12分遅れだがこのぐらいなら後半上げれば十分挽回できる。

【2周end 10:15'40(計画10:03)/ 順位42位(区間20位)】

まだまだこれから
いくぜ!

【3周go 10:15'57(計画10:03)/ 順位34位】

3周目はゲート通過17秒でドロップバッグ休憩中の8人をパス。

最初の林道ぐらいからやや気持ち悪くなってきて水分補給だけでなくジェルや固形の補給もしたくなくなってきたので無理に補給をするのを辞めた。あんまり出力を上げると気持ち悪いので少しペースを落として様子を見ながら進む。

脚はまだ残っているがやはり気持ち悪い。エイドで味噌汁や梅干しを食べてなんとか補給できるものを口にする。なんとか気持ち悪さが消えてくれるといいんだけど。

計画より40分近く遅れてしまったが周りの選手も落ちているようなので、ここからはタイムよりも自分の体の様子に気をつけながら粘って順位を上げることを目指す。

【3周end 15:53'45(計画15:14)/ 順位22位(区間12位)】

 

【4周go 15:54'04(計画15:14)/順位18位】

4周目はゲート通過19秒でドロップバッグ休憩中の4人をパス。

ここからこぼれてくる選手を確実に拾っていけばじきにトップ10に入れるはず。そこから振り絞ってどこまで上げられるか。

と、やる気はあるもののもう何も口にする気が起きず走ったら吐いてしまいそうなので最初の林道を歩き倒す…大幅なペースダウンだが仕方ない。ここは我慢の時間だ。

林道が終わりロードに出ても気持ち悪さは全く消えず本沢エイドについても何も口にする気が起きないが、このまま何時間も補給できないのはまずいので無理矢理スポーツドリンクを少し飲む。

ロードの下りも気持ち悪くて走り続けられず、走ったり歩いたり。分岐を左に曲がり登り始めると走らなくても気持ち悪くなり先ほど飲んだスポーツドリンクを吐いてしまう。

ふらふらと稲子湯エイドに辿り着くもやはり何も口にできる気がしないのでそのまま通過。ちょうど止まっていたリタイヤバスが目に入るが、誘惑に負けそうなので見ないようにして進む。

とはいえ気持ち悪すぎて走ることはできず、歩いて気持ち悪くなったら立ち止まっての繰り返しでなかなか進まない。

山に入っても同じ状態でむしろロードの登りより心拍数が上がりやすくすぐにリバース。もう胃液しか出ない。座って休んで落ち着いたらまた歩き出して少し進んだらリバースの繰り返し。

何も出ないのに胃が痙攣したみたいになってずっと空嘔吐を繰り返す。そんな状態で色々なことを考えながらものすごく時間をかけて2/3ぐらい登ったところでリタイヤを真剣に考えはじめる。

どうしてこうなったんだろうとか、3周目で気持ち悪くなってきたときに欲を出さずにもっとペースダウンしていたらなんて考えた。

でもここでは辞められない。戻るか進むかしてとにかく山を下りないと。かなり悩んだが戻るのもそれなりに時間がかかりそうだし戻ってる途中で万が一調子が良くなったら後悔するはずなので、戻らずに進むことを決意。

ちょっと歩いてはオエオエして座り込んでの繰り返しで、誰もいない真っ暗な山に雨も降っていて心細い。それにしてもこんなペースなのになかなか抜かされない。たまにリレーの選手がすごい勢いでやってくるが100マイルの選手は少ない。みんなかなりペースダウンしているようだ。

やっとの思いで登り切って下り始めても着地の衝撃が胃に気持ち悪く、ちょっと歩いては止まって吐いての繰り返し。これはもうダメだな。4周目のここまでの時間を考えてもここからもう1周したら12時間ぐらいはかかりそう。おそらく34時間ぐらいのゴールになるだろう。あと12時間もこの状態で水も何も口にできずにちょっと歩いは吐いてを繰り返すのを想像したらとても耐えられる気がしない。

もう逃げだして楽になりたい。

オーバーペースでもないのに過去最悪の胃の状態になってしまった原因はまだ分かっていないが、怪しくなった時点でどこかのエイドで30分でも休んだり大幅にペースを落としていたらここまでの状態にならなかったかもしれない。これまで4回走って完走できなかったことはないのでまさか完走できなんて想像もしていなかったのは慢心が招いた結果だ。

なんとか自力で山を下りたところで入賞を狙っていた今年のKOUMIは幕を閉じた…

【DNF 4周目山区間終わり21:38'53】

 

まとめ

1.自らリタイヤするととても後悔する

2.慢心してはいけない

3.とはいえ事故が起きるのが一番いけないので安全第一で楽しみましょう

 

装備

頭:salomon / XA Compact Cap

アンダーウェア:MILLET / Drynamic Mesh NS Crew

        MILLET / Drynamic Boxer

シャツ:salomon / grid HZ mid

パンツ:NIKE / Dry-Fitファストハーフタイツ

シェル:Trippers / reach windshell hoody

レインウェア:GORE WEAR / R7 Goretex Shaledry Hooded Jacket

       THE NORTH FACE / Strike Trail Pant

靴下:Innerfact / 5本指ショート

シューズ:salomon / sense pro 4

手:salomon / fast wing glove U

バックパック:salomon / adv skin 12

ウエストバッグ:Innerfact / ウエストベルト

ライト:Ledlenser / MT10

ストック:Heritage / ULトレイルポール

時計:garmin / Forerunner 955

心拍計:Polar / verity sense

ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト

 

補給

ドリンク:マルトデキストリン+BCAA+電解質タブレット

ジェル:Mag-on gelee、MEDALIST ENERGY GEL

固形:Power Bar POWER GEL SHOTS、セブンイレブンレモンわらび、かし原塩羊かん、ハニーローストピーナッツ、梅ねり

その他:MAGMA、恵命我神散

プロフィール

小林 遼志
小林 遼志
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。

OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位