OSJ MAHIRUSANCHI TRAIL 50K
8/21に秋田県大仙市で開催されたOSJ MAHIRUSANCHI TRAIL 50Kに参加しました。
この大会は2019年に新設された大会で、2020年と2021年は中止になっているため3年ぶり2回目の開催です。
秋田空港まで飛行機で行き、空港でレンタカーを借りて角館で昼食を食べました。
稲庭うどん屋さんでラーメン
その後は受付に行き、大曲で夕飯を食べてホテルに泊まりました。
ご馳走!
・コース概要
距離:約50km
累積標高:約2,700m
制限時間:13時間
スタート時間:8/21(日)6:00
・目標&プラン
前回の知り合いのタイムから7時間を目標にしました。
18kmのCP1まではロードと走れる林道と聞いていたので、そこは余裕を持って通過し、CP3までは余力を残してCP3からできるだけタイムを縮めるプランにしました。
CP1 1:35
CP2 3:35
CP3 5:35
Finish 7:00
・レースレポ
どのレースもスタート前の雰囲気がゆるいOSJの中でもとりわけゆる〜い雰囲気で、パワースポーツの今村さんが直前までマイクで喋ってからの4秒前ぐらいでカウントダウン開始(笑)
スタートして3秒後ぐらいにいつもの「プァー」で笑いが起きて和やかなムード。
ロードを少し走るとすぐに林道に入り、やや上りがきついが走れなくはない斜度でゼーハーしない程度のペースで走り続ける。
林道が終わるとまたスタート地点を通過し、今度はアスファルトのサイクリングロードをしばらく走る。
10km手前ぐらいで最初のエイドに到着するが、水も全然減っていないし寄るつもりがなかったのでスルー。見える範囲にいた選手は誰も寄っていなかった。
徐々に上りがきつくなってきて登山口に向かう林道をひたすら進む。
無理のないペースで淡々と走り続けてCP1に到着。
ここから山登りなので水を満タンにする。
CP1 1:32:27(計画1:35)
CP1を過ぎたらすぐに山に入るかと思っていたがまだ少し林道が続くようだ。
しばらくして山に入り、最初は小走りしていたがだんだん険しくなり走れなくなる。
なんだか登りがしんどい…調子良くないのかな?
急な登りを進んでいくとやがて走行禁止区間に突入。こんな斜度の登りで走れる人いないよ、と思いながらノロノロ進む。
やがて登りが終わり尾根に出るが、藪漕ぎとまではいかないがとても走れる雰囲気ではなく、さらに横が切れ落ちていて危ないので慎重に進む。
2kmほどの走行禁止区間が終わっても雰囲気は変わらず。走ろうとするもなかなかうまく走れず、ペースは上がらないのにどんどん疲れていく。
思うように体が動かないのと苦手な難トレイルに苦戦していると今回空港から一緒に行動していた田中さんに追いつかれる。
少し会話して先に行ってもらうが調子良さそう。
田中さん以外にもどんどん後続の選手に追いつかれ、そのたびに先を譲る。
早くもしんどい時間帯だけどゆっくりでも我慢して進むしかない。
やがて開けたところでCP2に到着。
山の上だけど人力で水を運んでくれているようで1人500mlもらえる。既に水がなくなっていたのでとてもありがたかった。
CP2 3:40:12(計画3:35)
500mlもらったとはいえ既に水がなくなって喉が渇いていたので、チビチビ飲むが早く次のエイドに着きたいところ。
気温も上がりしんどくなってきた。
次は4km先と言っていたのですぐ着くかと思ったが、甘かった。
足元は相変わらず悪いし何箇所かかなりの斜度の登りがあってきつかった。
下りになっても滑るしフラフラで苦戦していると遠くから「ヒャッホーぅ!」というような叫び声が聞こえた気がした。
気のせいかな?と思ったがしばらくしてまた聞こえるし、さっきより近くなってる。
これはもしかして…
だんだん走る音が聞こえてきて後ろを振り向くと、ライバルの西川さん登場。やっぱり。
ものすごいスピードで追いつかれ、あっという間に見えなくなってしまった。
とても着いていけないがなんとか一生懸命進んで、やっとの思いでエイドに到着。
山に入ってから抜かれるばかりで一人も抜かしてないかも…
ここはトマト、きゅうり、バナナがあり水を満タンにしてトマトをいただく。とても美味しくて感動。
水をガブガブ飲んで一息ついたら後ろ髪を引かれる思いで出発。
走れる林道か!?と思ったが林道はすぐに終わってしまいまた山の中へ。ただここはそんなに長くなく、また走れる林道に出た。
ここで前との差を詰めたいところ。しんどすぎないペースでせっせと走る。
数km走っただろうか?やがてまた山に入り登りが始まる。
疲れてしまってるのでなかなか進まないが、ここは元気だったらそれほどきつくない登りかも。
しばらく黙々と進んでいると後ろから選手の気配が。また追いつかれたか…と思ったらなんと先に進んでいるはずの西川さんだった。なんでもロストしたらしい。
すぐに抜かされるかと思ったが差を詰めてこない。あれ?向こうも疲れてる?
ここは踏ん張りどころだ。このまま逃げ切れるかも!?
しんどい登りの途中でCP3に到着。
ここもトマト、きゅうり、バナナがありトマトをいただく。トマト最高。
すぐに西川さんもエイドin。逃げろ!
CP3 5:49:34(計画5:35)
そそくさとエイドを出て急いで進む。
高低図を見るとまだまだ登りだ…亀のようなスピードで進むがなかなか追いつかれないし、それどころか少しずつ差が開いている。いける!
やがて登り切ってしばらくアップダウンが続き、元気ならわりと走れそうなトレイルを進む。
アップダウンが終わり下り基調になり必死に進んでいるとまた後ろから選手が。西川さんだ…
下りのスピードが全然違うので、道を譲るとあっという間に見えなくなってしまう。残りの距離的にも最早これまでか…
とはいえできる限りのスピードで進んでいると残り4kmぐらいだろうか?ロードに出た。え?もうトレイル終わり?
差は分からないけど4kmあればいけるかも!ギアを入れ替えて必死に進む。足も呼吸もいっぱいいっぱい。
少し進むとゲレンデに出て開けた。
下の方に西川さんが見えてる。西川さんが通過した場所と時間を覚えておいて、自分がそこを通過する時に時計を見る。多分2分差ぐらい。
また少し先で時間差を計る。1分半ぐらい。よーし縮まってる!
ゲレンデを下ると選手駐車場に到着。ここからはロードで2km弱。全力だ!
と思ったらトレイルに入る。えー!!
壁のようにそびえ立つ丸太階段の下に着いたところで西川さんがちょうど階段を登り切る。残り1kmを切っている。あれ…ダメか…?
ヒーヒー言いながら階段を登り切って下りも全力疾走してロードに出ると残り400mぐらいのところで200mぐらい前に西川さんの姿。終わった…
Finish 7:15:42(計画7:00)/ 総合13位(年代別2位)
・まとめ
1.東北の山はアドベンチャー
2.ライバルとの真剣勝負は楽しいね
3.秋田は食べものが美味しいしどこまでも広がる田園風景が素敵
・装備
ザック:salomon / adv skin 5 set
頭:salomon / XA Compact Cap
シャツ:SAYSKY / blaze singlet
ウエストバッグ:salomon / sense pro belt
パンツ:uglow / SPEED AERO SHORT 5inch
靴下:Innerfact / 5本指ショート
シューズ:salomon / sense pro4
レインウェア:OMM / Halo Jacket
OMM / Kamleika Short
ライト:Petzl / E+lite
時計:garmin / Forerunner 955
ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト
・補給
ドリンク:Topspeed / Ultra Mineral Tablet
ジェル:Challenger / Power Liquid
固形:かし原 / 塩羊かん
その他:MAGMA、練り梅
プロフィール
-
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。
OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位
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