【女性限定】周回コースのトレラン100kmは感動でいっぱい!〜ROUND GIRLS 100〜《フジタユウコ》
周回3周目:本当のレースはここから・痛みと冷えと

3周目スタートする前に、4周目と5周目のペーサーを決めなければならなかった。オノさんには朝からサポートエリアで動いてもらっていたし、後から合流したムラカミさんサトヤマさんにペーサーをお願いするのが妥当だろうと思った。
雨の中走り出す。日が暮れるまでにはトレイル区間に入りたいがどうか。
股関節の痛みが強く、思うようなスピードが出なくなってもどかしい。あれだけ楽しい1周目・2周目だったのに、みんなどこへ行ってしまったのか。完全に一人旅となる。誰の背中も見えないし、誰も私を追い抜いていかない。
これから夜パートが始まるという気持ち、孤独感でメンタルが落ち込みそうだったので歌を歌うことにした。歌に飽きたら、一人でラジオ番組を始めた。これがかなりの退屈しのぎになってよかった。
少しだけ楽しい気持ちにもなるが、不意の静寂に気が狂いそうになる。とにかく走って抜けたい。怖い。今頃みんなどうしてるのか。サポートエリアは雨晒しだし、ちゃんと屋根のあるところにいてくれてるんだろうか。

ついに暗闇が森を覆う。痛みだけではなく、雨で腹が冷え始めていた。レインを着る前にすでに霧雨で腹が濡れてしまったのか。それとも汗冷えか。メンタルが落ちていくのが自分でもわかった。

暗い林道、脳と視界がリンクして不安が強くなっている。

ようやく見えたウォーターステーションの光に心があったまる。温かいお味噌汁をいただき、ボラの人の声や笑顔に救われて、少しだけ元気になってまた走り始める。動き続けられるうちはとにかく前に進むのだ。
寒さと痛みで怒りも湧いてくる。同時に悲しい気分にも襲われ、ネガティブと夜の闇に呑まれそうだった。
3周目計算値:4時間20分
プロフィール

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Trippersのトレイルランニングチーム。
走力を上げる事を目指すのではなく、月に一回みんなで山を楽しむというスタンスで活動しています。







