絶景のICT (IWATE COASTAL TRAIL)100 《石原明美》

5月のチャレンジ第1弾 トレイルもロードもトリッパーズの石原です。三陸海岸沿いを100KM走ってきました!

2026年5月9日-10日

ICT100 IWATE COASTAL TRAIL 100KM

【大会概要】

場 所:

岩手県普代村普代浜スタート~宮古市浄土ヶ浜ゴール

コース:みちのく潮風トレイルのルートを使用した100KM

制限時間:24時間

特 徴:ノーマーキングノーエイド 44キロ地点にドロップバッグ1箇所 自販機やコンビニは利用可

私の記録 手元の時計で103キロ累積標高4,830m、タイム21時間6分 45/74位

【エントリー~スタート前】

2024年に同じみちのく潮風トレイルをコースとしたSea Alps Trail Journey(約50KM、)にチートリメンバーで参加、海沿いの素敵なコースは景色が素晴らしくとても印象に残る大会だった。今回そのコースからさらに南下する100KMの大会が初開催されると知り、これは走りたいぞと。ただ、ノーマーキングノーエイドとなると1人では心配だしさみしい。仲間がいたら楽しいだろうな、と声をかけ3人で参加できることに。

前日5/8に新幹線で盛岡へ(東京から約2時間)。盛岡からレンタカーでゴール地点の宮古市へ(約1時間半)。その日は近くの居酒屋さんで新鮮なお刺身等をいただき、ビジネスホテルに宿泊。

翌朝ゴール地点にレンタカーを置き、路線バスと三陸鉄道を乗り継ぎ、普代駅から1.8キロ歩いてスタート地点の普代浜へ。同じ交通手段で移動する参加者らしき方が何人もいて、バスも電車もまぁまぁの混み具合。地元の人はびっくりしただろうなぁ。

朝から移動しスタート地点についたのが11時くらい。遠かったけど予定通りに行けてよかったし、三陸鉄道にも乗れて満足。レースの1/3を終えた気分。風が強かったけど、お天気は上々。また三陸海岸沿いの景色を見ながら走れるわくわく感が増してきた。どんな旅になるのかな。

目標はとにかく完走。100KMを24時間、トレイルの大会としてはちょっと厳しめの制限時間なのである程度計画通りに走らないと。3人で相談して1時間に5KMを目安に進むことに。とにかく夜は怖いから一緒に走ってと2人にはお願いした。

【スタート~小本漁港(ドロップバック)】

受付を済ませ、普代浜の広場でおしゃべりしながらのんびり準備。出走は85人。岩手テレビの取材が入っていたり、地元の商工会議所の方がいらしたりと、地域振興としての一面も感じられた。確かに大会があるからここにいるんだよね。

スタートは13時。いよいよノーマーキングノーエイドの旅が始まった。まずは普代浜からしばらく海岸沿いのロードをゆっくりジョグ。登りはもちろん歩き。トレイルはだいたい平行にトレースしている箇所なので、緩やかな上り下りのふかふかご褒美トレイル。木段で海岸に下り、砂浜や岩場の海岸を歩き、木段やはしごを上って岬に出る、港近辺はロードでつなぎまたトレイルへ、の繰り返し。海岸から真っ暗なトンネルに入ったり、岩場をよじ登ったりと楽しいアドベンチャーパートも。落葉樹の新緑が本当に美しく、鮮やかなやまつつじが咲き乱れ、海の青と空の青と新緑とのコントラストが鮮やか。夕焼けもきれい。夜明けの景色が楽しみ。ドロップバックがある場所まで約44キロ。まぁまぁ予定通りの8時間、夜9時に到着。

風が強く(海岸沿いはしょうがない)、止まると寒いので素早く補給食をザックに足すのみ。ノーエイドのためザックがハセツネCUP並みに重くて肩に食い込みじんじんしているけど我慢我慢。自販機のホットドリンクがほしいけどなかなかなかったり。ここから本格的な夜パート。道が全く分からないので、とにかくロストしないように慎重に行こうねと3人一緒にリスタート。

【~ゴール】

ナイトパートははっきり言って書くことがあまりない。時々行き会える選手たちとのコミュケーションがうれしい。私たちは3人だからさみしくないけど1人だったらさみしいなぁ。お楽しみは2件のコンビニ。ついに1件目のコンビニの灯りが見えてきた。あったかいお味噌汁に心も体も癒され、後ろ髪をひかれながらまた暗闇へ。真っ暗で周囲の様子がわからないままの夜が終わり、東の空が明るくなってきて、少しずつ景色が戻ってきた。海の向こうから登ってくる夜明けのオレンジ色の太陽は神々しくきれいだった。

2件目のコンビニでも温まり、夜もすっかり明けて残り20キロ位?これなら時間内に余裕でゴールできそう、と思ってからの木段がやばかった。登ったら目の前に下りの木段、下ったら少し向こうに登りの木段…距離は短いけど勾配が急だし段差も大きくて…何回繰り返しただろう。とにかくゴールには近づいているんだからと必死に足を動かして。が、ゴールの浄土ヶ浜に近づいてるはずなのに海からどんどん離れていってない?え~ん!と嘆いていたら急に開けて浜に出た。朝10過ぎに到着。約21時間の旅が終了。

大会前に県内で山火事や地震が発生し、当日を迎えるまで本当にたくさんのご苦労があったのではと思いますが、笑顔で一生懸命応援してくれた運営、スタッフの皆さんのおかげで無事完走することができました。ホスピタリティ溢れた素敵な大会でした。本当にありがとうございました。どこまでも続く三陸の海岸線を眺めながら走れる喜びはここでしか味わえないですね。素敵な写真もたくさん撮っていただき、また思い出深いランニングができました。気になった方はぜひ走ってみてください。(写真をあまり撮っていなくて様子が分からずでごめんなさい)そしてROUND GIRLSへ続く…

プロフィール

Team Trippers
Team Trippers
Trippersのトレイルランニングチーム。
走力を上げる事を目指すのではなく、月に一回みんなで山を楽しむというスタンスで活動しています。