OSJ ONTAKE100 2026《小林 遼志》

7/18~7/19に長野県木曽郡王滝村・上松町で開催された「OSJ ONTAKE100」に参加しました。
カテゴリは100kmと100mileの2つで、100kmは2017年の1回、100mileは2019~2025年の5回出場しました(2018、2020、2021年は中止)
初めて店長と一緒に100kmに出てから10年目、今回で6回目の100mile参加です。
コース概要
【100mile】
距離:約160km
累積標高:約4,100m
制限時間:24時間
スタート時間:7/18(土)20:00
【100km】
距離:約106km
累積標高:約2,700m
制限時間:20時間
スタート時間:7/19(日)0:00
コースは僕が出始めた2017年からは毎回必ず違うコースでしたが今年は初めて2024年と全く同じコースです。

目標&プラン
初めて走った2019年こそ5位で入賞できましたが、その後はなかなかうまくれず7位→9位→11位→14位と毎年どんどん順位が下がってしまっています。
2024年が2周目から失速して19:14で11位だったので、今年の目標は一応19時間に設定。そのタイムで走れれば10位前後でゴールできるだろうと考えていました。
今年は3月の新城ダブルまではロードの走力を捨てて全て山でのトレーニングに特化し、その後も厚木トレイル→Mt.FUJI100と山のレースが続いていたのでロードを走る練習を始めたのは5月からでした。
とにかくスピードも走り続ける力も落ちていたのでインターバル走、ペース走、ロング走をできるだけやりましたが、6月の会津磐梯山ウルトラマラソンでは去年よりも同じ主観強度での巡航速度が遅く、去年よりも最後まで走れたのにタイムも遅く順位も悪かったです。
会津以降もなかなか調子が上がらず海外出張もあったりで結局満足に走力を戻せませんでした。
毎年ONTAKE前は林道でロング走をやるのですが、今年は試験的に林道には一度も行かずにトラックとアスファルトのロードのみで練習しました。
練習時は常に本番を想定した補給をし、水・糖質・塩分の補給量と体の状態を確認しました。
普段は早朝しか走らず生活のリズムも朝型(20~21時就寝→3~4時起床)なので少しでも夜に慣れるためにレース週から走るのを夜にして就寝・起床を2時間ぐらい後ろにずらしました。
装備
頭:patagonia / duckbill cap
シャツ(1・2周目):patagonia / ridge flow shirt
シャツ(3周目):SAYSKY / blaze singlet
パンツ:Innerfact / 6-Pockets running tights
ウエストバッグ:Innerfact / ウエストベルト
ザック(3周目):salomon / adv skin 5 set
レインウェア:THE NORTH FACE / ストライクトレイルジャケット
THE NORTH FACE / ストライクトレイルパンツ
靴下:Innerfact / 5本指ショート
シューズ:Brooks / Catamount2
時計:Garmin / Enduro3
心拍計:Polar / verity sense
パワー計:Stryd
ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト
手拭い(3周目):Trippers
ソフトフラスクはNATHANの600mlをタイツに1本、ウエストベルトに1本、1・2周目はエイド間が長く1.2Lでは足りないので3本目をザックに入れて計1.8L。3周目は暑くなるので半袖からシングレットに変えてザックと3本目のフラスクを置いて首に濡らしたタオルを巻く作戦です。
本当は3周目にストックを使うつもりでしたが、持ってくるのを忘れたことに行きの車で気が付きました…
補給

ドリンク:粉飴+マルトデキストリン+パラチノース+塩
固形:かし原 塩羊かん
ジェル:X-PLOSION POTION X、WARABEAT
補給のメインは今回もエイドの水に用意した粉を溶かす自作ドリンクと羊羹、ジェルで、勝負所でカフェイン入りのジェルを使います。カフェイン断ちはいつも通り10日前からしているのでカフェインがよく効くはず。
レースレポ


今年もいつものメンバーで高尾から乗り合って16時過ぎに会場入り。
昼間雨が降ってたみたいだけど着いたらやんでた。
あまり涼しくなくて走ってなくてちょうど良い。これは走ったら暑いのでは…
去年なかった祈祷が今年はあった。今年から若い宮司さんに変わった。

スタートしてスポーツ公園を抜けるまでは手元のペースと心拍数を確認しながら走る。異常に心拍数が高いこともないし調子は悪くなさそう。
公園から出てしばらくロードを走っているとどうも蒸し暑く感じて早くも汗をかなりかいる…みんな軽快に飛ばしていくが慎重にペースを抑えていく。
ロードの緩やかな登りも積極的に歩くし林道に入ってもペースを崩さず淡々と走って歩くを繰り返す。
どのレースでもそうだが1周のタイムを競うのではなくゴールタイムで順位がつく。とても難しいけれど最後まで一定のペースで進むのが一番速いと自分は思っているので常にそうなるように心がけている。
3周目でもこのペースで走れるか?150km地点でも再現できる動きか?を自問自答しながら進む(夢中になって走ってると忘れがちだけど)
下りは特に脚にくるので気持ちよく飛ばしたくなる気持ちを抑えてできるだけゆっくり丁寧に。
garminのペースプロで作ったペースからは少しずつ遅れているが、蒸し暑いので焦って無理に巻き返そうとは考えないように落ち着いて進む。
WS 2:54'05
2年前より11分遅い。バナナとオレンジをいただいて水を汲んですぐに出発。
今回は19時間は厳しいかもなぁと思いつつも3周目を元気に走れるようにできるだけ脚を温存し続ける。
とはいえ後で振り返ってみるとここからのきつい登りは少し熱くなって出力が上がっていたみたい。心拍数が少し高くなっていた。
長い下りからロードを走りやっと1周。
CP1(in) 6:05'31 / 39位 (区間39位)
1周目で6時間超えたのは初めてかも?とにかくペースが上がらない。でも先は長いので焦らず。体力の無駄遣いは、ダメ絶対。
今年は1周分の補給食だけ持って毎回ドロップバッグから取り出すので少し時間がかかる。
バナナをいただいて水を汲んでできるだけ急いでいるつもりだけど結局5分も滞在してしまった…時間の無駄遣いも、ダメ絶対。
CP1(out) 6:10'58 (5'27) / 31位
2周目になるとさすがに選手がまばらになるが、失速している選手を一人ずつ拾いながら淡々と進む。
途中何度も風に乗って動物の匂いがする時があり、去年の小海では目の前を大きな熊が横切ったので警戒心を強める…熊怖い。


やがて夜が明けて100kmの選手に追いつき始めて少し安心。

ポイントポイントで時計を見ると1周目よりちょっと速い?ここも振り返ってみると少し熱くなって出力が上がっちゃってたな。
WS 9:01'45 (2:51'22)
やっぱり1周目より速い。もう食べ物はなくなっていたので水だけ汲んで出発。水だけいただければOKです。
この後のしんどい登りもなんとかペースを落とさずに進むがこの辺りで手持ちの羊羹とジェルを食べる気が全く起きなくなってしまう。
無理に食べて吐いてもいけないので諦めて水分のみに切り替える。
疲労もあるし補給が少ないのでだんだんしんどくなってきた…
CP2(in) 12:14'29(6:04'06) / 11位 (区間6位)
1周目より速くなってしまった…飛ばしすぎたな。
ただ、上位にいると思っていた選手が何人もここにいてなんだか元気が出てきた。
背中が暑いのでザックとソフトフラスク1本を置き、半袖からシングレットに着替えて手拭いと3周目の補給食を取る。
羊羹とジェルはもう受け付けないけど念のためにまだカフェイン入りのジェルだけ取り出す。
バナナをいただき暑くなっていたのでパラチノース水もいただいた。
着替えをしたので7分も滞在してしまった…時間の無駄遣いは、ダメ絶対。
CP2(out) 12:21'32(7'03) / 9位
速報を見ると前の選手は2年前に一緒にゴールして去年は5位だった永野さんa.k.a.ニテコの虎が2分前。その前は去年の小海で4位だった時の5位の梅田さんが4分前。その前は面識がない105番の選手で13分前。
一応この辺りまで覚えておいて追いかけるつもりで急いで出発。
さすがにもう108kmも走っているので脚が重いが、スタートして間もなく永野さんに追いつく。これで8位。
陽が上がってとにかく暑い…毎年3周目はやられている気がするが今日は暑くてつらい戦いになるぞ…
直射日光ガンガン斜度ガンガンのロードを頑張って進んでいると、速報で2位だったpepeさん(河原さん)が前から歩いてきてびっくり!なんと辞めてしまうそうだ。ここで7位。
頑張れば4分前の梅田さんも追いつけるかも?と考えていたが、補給ができないのでペースがだいぶ落ちていてなかなか追いつかない。
これぐらいの順位になってくると前の選手も簡単には落ちて来ない。向こうの方がペースが早くてむしろ離されているんじゃないかと少し弱気になる。
WS 14:39'10 (2:18'17)
やっとWSに辿り着くと4年前に一緒に車できた一堂さんが冷えたチャレンジャー水を作ってくれていて、これがめちゃくちゃ美味しかった!
冷たいものを飲みすぎるとお腹が冷えて下ってしまうので2杯だけいただいて後ろ髪を引かれる思いで先を急ぐ。
ここからCP3の水交園まではすぐかと思っていたが意外と長くて一番しんどい区間だった…
途中でついに6位梅田さんの背中が見えて喜ぶのも束の間、下りになったらどんどん離されてしまって追いつけず…
ふらふらになりながらなんとか水交園に到着すると梅田さんが座って休んでいた。

CP3 15:47'08 (3:25'37) / 7位 (区間3位)
本当は素麺が食べたかったがゆっくり食べていると時間がもったいないのでコーラだけいただいて水を汲んで梅田さんより先に出発。ここで6位。
前は105番の選手で15分前。松原の13分前から離されているのでさすがに追いつくのは無理か…とか考えながら進んでいるとすぐに梅田さんが追い付いてきてあっという間に先に行ってしまった。嘘だろ…あんなに元気なの?7位に後退。
またちょっと弱気になり速報で後続がどれぐらい近づいてきているかを確認。
来るとしたら永野さんか、あるいは去年ここの登りでニコニコしながら全走りで颯爽と抜かれたバックヤードウルトラの日本記録保持者、世界のベルさん(河畑さん)あたりだろうか。
なかなか更新されず20分ぐらい経っても次の選手がCP3に入って来なかったので一旦後ろを気にするのはやめて前を追うことにする。
とにかく後続からも逃げないといけないので吐く覚悟でカフェイン入りのジェルを一気に飲み込む!オエェ…とはならずになんとか飲めた。
やがて急でガレた林道に入るとさっき力強く追い抜いていった梅田さんに追いついた。そうだしんどいのは自分だけじゃないんだ。
当たり前のことに気づいて少し元気が出る。再び6位。
前の選手はきっと追いつかないけど最後までベストを尽くすんだ!という強い気持ちでボロボロの体にムチを打ってプッシュする。
WS 16:52'53 (4:31'21)
まだゴールまで結構あるので焦る気持ちを抑えてしっかり水を汲んでから出発。
ここから下りだと思ってたけどまだ結構登るのね…しんどいなぁと思っていたらなんと追いつけないと思っていた5位の105番の選手の背中が!
ここが勝負所と見て2本目のカフェイン入りジェルを投入!よし吐かずに飲めた!
できるだけ静かにゆっくり近づいて、追い抜かす時は一気に。ついに入賞圏内の5位。頼む!諦めて(笑)
15分差で追いつけたということは向こうもかなりやられているはず。
登りはこちらの方が速いのでできるだけ登りで離したいところだがあっという間に登りが終わってしまった…
下りも潰れないギリギリでかっ飛ばして走る。時計を見ると5'00/km台前半。ここでこのペースなら悪くないと思うけど果たして逃げ切れるか?
と考えてる間に後ろから足音が…速えぇぇぇ!!
多分4'00/km台前半ぐらいであっという間に見えなくなってしまった…これは無理だ完全に力負け。あっさり6位に後退。やっぱり入賞の壁は高いわ。
でも最後まで何があるか分からないので長〜い下りを必死に走り、やっと下りが終わって少し登り返すところでなんと105番の選手が…!
もうあとは5kmぐらいなので最後のチャンスだろう。全力で駆け上がる。
ロードに出てたまに後ろを振り返りながら歩きたいのを我慢してヒーヒー言いながら必死に走り続ける。時計を見ると6'20/km…もうちょいペースを上げたいところだけどもういっぱいいっぱい。
松原スポーツ公園への橋を渡って最後の登りも半分ぐらいしか走れず…
坂の上で後ろを振り返ると…後続はいない!

Finish 18:31'28 (6:09'56) / 5位 (区間3位)


まとめ
1.100mileはとにかくペース配分が重要
2.補給もとても重要
3.7年ぶりのONTAKEでの総合入賞はめちゃくちゃ嬉しい!


プロフィール

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喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。
OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位
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