OSJ札幌シティトレイル2026《小林 遼志》

8/1~8/2に北海道札幌市で開催された「OSJ Sapporo City Trail」に参加しました。

今年新設された大会でOSJ初の北海道大会です。

特別戦ということでシリーズ戦には含まれませんが、毎年必ず旅行に行く大好きな北海道なので頑張って出場しました。

カテゴリはキッズ・ショート20k・ロング50kの3つあり、今回はロング50kにしました。

コース概要

【ロング50k】

距離:公式53km(garmin計測 57km)

累積標高:約3,100m(garmin計測)

制限時間:13時間

スタート時間:8/2(日)9:00

コースは真駒内競技場から藻岩山に登り、そこから藻岩山の裏の山をぐるっと走ってまた藻岩山から競技場に戻るコースです。

最初の発表から何度か変更があり、北海道に行く前に家でgarminに入れていきましたが、大会前日ぐらいにも変更があったようで最終版を入れることができませんでした。

目標&プラン

ONTAKE100で100mileを全力で走ってから2週間なので疲労が残っていること、FUJI100が終わってからONTAKE100まで一度も山に行かずにロードのみでトレーニングをしていたことから山をまともに走れないことが分かっていたので目標は特に設定しませんでした。

装備

頭:patagonia / duckbill cap

シャツ:SAYSKY / blaze singlet

パンツ:Innerfact / 6-Pockets running tights

ウエストバッグ:Innerfact / ウエストベルト

レインウェア:OMM / Halo Jacket

       OMM / Kamleika Shorts

靴下:Innerfact / 5本指ショート

シューズ:Brooks / Catamount2

時計:Garmin / Enduro3

心拍計:Polar / verity sense

パワー計:Stryd

ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト

補給

ドリンク:粉飴+マルトデキストリン+パラチノース+塩

固形:かし原 塩羊かん

ジェル:X-PLOSION POTION X

レースレポ

少しでも安いフライトを狙い、金曜夜に仕事終わりに品川で二郎を食べてそのまま羽田へ飛び新千歳へ。札幌でミスターOSJ田辺さんと合流・宿泊し、翌日は札幌観光をしてから路線バスで受付へ。銭湯で汗を流して再び札幌に戻る、前日からなかなか盛りだくさんな旅だ。

宿に着いたら0時を回ってた
最高

大会当日。

バスで会場へ向かい、9:00のスタートをのんびり待つ。前日の寒さが嘘のように当日はカンカン照りの灼熱。日向でじっと立っているだけでダラダラと汗が吹き出してくる。こんな暑さで走れる…?

北海道なのにいつものメンバー

スタートは競技場を出るとすぐに河川敷のロードへ。暑さのせいかONTAKEの疲労のせいか、ペースのわりに心拍数が高くてしんどい。

6kmほど走り山に入るころには全身汗でずぶ濡れ。登り始めた途端、急激に脚が上がらなくなった。やっぱり丸3か月山を歩いていないツケは誤魔化せない。大体30位前後だろうか。この大会はいつものsystemwayの速報がないため、ゴールするまで正確な順位が分からない。

力強く登れない…

 砥石山の山頂では奥久慈チャンピオンで現在は北海道在住の山本さんが誘導してくれていた。「今8位だよ!ファイト!」

え?もうそんなに拾った?

こりゃ頑張らないとなぁと気合を入れ直し、下りを頑張って走る。

その直後、急に身体が宙を舞った。

時間が急引き延ばされたかのように、視界と世界がゆっくりと回転していく。

――ズサァッ!!

痛ぇ…

何かに足を取られ、そのまま前方に吹っ飛んだらしい。幸い大きな擦り傷はないものの、右脚の脛とふくらはぎが攣った。痛みに耐えながら右足を引きずるように歩き、少しずつ動きを確かめる。よし、走れそうだ。

しかししばらく下っていると…ズサァッ!と再び転倒。

ダメだ…頭の感覚と脚の動きが完全にズレている。久しく山に入っていなかった代償は思った以上に大きかった。

気を取り直して慎重に山を下り、林道へ。「もうすぐエイドかな」とGarminで地図を確認すると、なんとルートから外れている。

え?マジ?

前後に選手はおらず、焦りが募る。仕方なく来た道を数百メートル戻るとコースマーキングのテープを発見。あれ、合ってる…あ、コース変更になった区間か…

くそーもったいない!と悔やみつつ再び引き返す。ロスは数分程度。暑さと疲労で頭が回ってない。

ここの林道は長いスライド区間になっていた。すれ違う前方の選手を数えると8人。さっき教えてもらった「8位」は実際は9位だったことを確認。

「よし、エイドで水分補給だ」とウエストベルトに手を伸ばした瞬間…ない…ソフトフラスクが1本ない。

さっき転んだ時に落としたのか…2本あったフラスクが1本になるとこの暑さのレースではかなり厳しい。

ロスト(だと思い込んだ)ロスに加え、水不足でゴールまで辿り着けない絶望感。調子も上がらないしシリーズ戦でもない。「もうここで辞めようか…」と一瞬ネガティブになったが、わざわざ飛行機で遠くまで来てDNFなんて勿体なさすぎると思い直し、エイドでいっぱい飲み溜め残った1本を満タンにして前へ進むことにした。

豪華すぎるエイド

エイドを出て林道を戻ると、後続の選手たちが続々とやってくる。すぐ後ろにめっちゃいるじゃん…と焦りつつ走っていると、スライドした1人の選手が声をかけてくれた。

「これ、落としませんでした?」

その手には紛れもなく毎日のランニングで私の喉を潤してくれるマイソフトフラスク。

「ありがとうございます!!」

お礼を言って空のフラスクを受け取る。次のエイドまでは節約が必要だが、その先はまた2本体制で進める。助かった…名前も聞けなかったけれど命の恩人です。ありがとうございました!

そんなこんなで走っているとやがて6位になりしばらく順位の変動がなくなる。

最後の山を下ってロードに出た時点でも6位のまま。

前の選手も全然見えないしどんどんペースも落ちてるし入賞は無理だったけど完走できて良かった。北海道のレース楽しかったな。と噛みしめながら灼熱のロードを走って競技場に入る。

 Finish 7:16'53 / 6位

ゴールすると5位の選手が写真を撮っている。え?少し前にいたの?

リザルトを見るとわずかに56秒差…なんだ死ぬ気でロード走れば良かったな。

最後まで諦めずに入賞を引き寄せたONTAKEと対照的なレースになってしまったが、まあそれだけの気持ちがなかったのも今日のレースのリアル。仕方なし。

まとめ

1.最後まで諦めないことの大切さを再認識

2.次回はエイドももっと満喫したいな

3.北海道最高

レース後はその日に東京に戻って月火水と仕事をし、木曜から再び毎年恒例の北海道旅行へ。ホント北海道最高。

STRIDE LAB NISEKOさんにも遊びに行きました

プロフィール

小林 遼志
小林 遼志
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。

OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位