OSJ KAMI100 2024 《小林 遼志》

11/2〜4に兵庫県美方郡香美町で開催された「OSJ KAMI100」に参加しました。
2019年までは氷ノ山山系トレイルレースとして開催されており、2021年にリニューアルされてKAMI100になりました。
2021年と2022年は37kmのコースを3周する100kmの部と1周の37kmの部があり、2023年から2周の74kmの部が追加されて3カテゴリになりました。
僕は2021年から4年連続で100kmの部にエントリーしており、2023年は直前に高熱を出してしまいDNSだったので3回目の出走です。
コース概要
距離:約112km(約37km×3周)
累積標高:約6,200m(garmin計測結果)
制限時間:25時間(2周終了:15時間30分の関門、3周目兎和野高原:22時間30分の関門あり)
スタート時間:11/3(日)9:00

目標&プラン
2021年は14:51'03で8位、2022年は15:46'09で12位でした。
今回はタイムは15時間ぐらいを目安に目標は一応総合入賞ですが、直近の小海をリタイヤしているので完走だけは絶対にしようと決めました。
小海では2年連続で胃がやられてDNFとなったわけですが、カロリーや水分をとることに固執しすぎて最初から決めた量を無理矢理摂取し続けたのも原因ではないかと仮説を立て、今回は決めた時間になっても欲しくなかったら補給しなかったり量を減らすスタイルを試してみることにしました。
レースレポ
前日は夜まで雨が降り続き会場近くの川も増水していたが、当日は晴れて最高の気候。


74kmの部も同時にスタートするのでみんな飛ばすだろうな、と思いながら落ち着いてスタート。
2年ぶりのKAMIなのでそうそうこんなところあったな、とかここでコケたなとか色々思い出しながら走った。
調子は悪くないと思っていたが走り始めてみると心拍数は想定よりだいぶ高く計画のタイムより遅れていたが、無理にペースを上げずに落ち着いて進んだ。


【1周end 4:52'47(計画 4:50)/ 順位18位(区間18位)】
【2周go 4:54'33 / 順位13位】
2周目は最初の上りからもう脚が重くて様子がおかしい…やばい。
設定タイムを意識して無理してペースを上げるとゴールまで辿り着けない気がして、遅くなりすぎないように気をつけながら騙し騙し進む。
途中で74kmの部を走っている知り合いに追いつき、そこからは喋りながら一緒に走る。
後半は水分以外ほしくなくなりかなりしんどくなってしまったが、まだもう1周することだけは常に意識しながら進んだ。
一緒に走ってくれた知り合いが一定のペースで淡々と進んでくれたおかげで、一人ならついペースダウンしてしまいそうな時間も頑張って着いて行くことであまり垂れずに走れたのでとても助かった。

【2周end 10:05'59(計画 9:45)/ 順位8位(区間5位)】
【3周go 10:09'27 / 順位5位】
一緒に走っていた知り合いは74kmの部なのでここからはまた一人旅。心細い…
もうかなりグロッキーで本当にもう一周できるの?っていう状態だったが絶対に完走するぞという気持ちだけは折れてなかった。ただしこの周は順位を気にして飛ばすとゴールまで辿り着けない気がしたので、抜かされても焦らずに自分のペースで進むことを意識した。
ボーッとしながら一生懸命進んでいたがなかなかゲレンデを上らないことに気づき、後ろを振り返ったらすぐ後に出発した6位の選手のライトが上の方に進んでいくのが見える。やっちゃった…3周目にしてまさかのロスト。嘘でしょ…
すぐにコースに復帰するも最初のゲレンデを上るのがもう厳しい。徐々に後ろの選手のライトがどんどん近づいてきてあえなく7位に転落。
トレイルに入ってもペースは全く上がらず、前の2人のライトはすぐに見えなくなってしまった。
鉢伏山の登りで開けるとはるか上の方に前の選手のライトが見える。数分は差がついてしまったようだ。ただ後ろもライトが見えないのですぐに追いついてくる選手はいなさそう。
もう全ての登りがしんどいが、上を見ると満天の星空。どんなにヘトヘトでもこんなに思いっきり好きなことができる時間なんて最高じゃないか。残りわずかなこの時間を目一杯楽しもう。そう考えたらものすごくしんどかったのが少し楽になった気がした。
そこからは一人も抜かれることなく逆にどんどん前の選手を抜かせたが、夜だし74kmの選手か2周目の100kmの選手か3周目の100kmの選手か分からず。
最終チェックポイントの兎和野で速報を見ると途中で3周目の選手を一人抜かしていたようで6位に上がっていた。
ただし前の選手は20分前で後ろの選手は3分後に迫っている。
【CP3 14:23'26(計画 13:24)/ 順位6位(区間7位)】
ここからはもう全力で振り絞るだけ。
ゼーハー呼吸を荒げてタイムトライアルのように出力を上げる。瀞川山の延々と続く登りでも追いつかれず、林道でも後方にライトは見えない。
最後のゲレンデ下りは一歩ごとに前腿が悲鳴を上げ、変な声を出しながら駆け降りる。登ってくる選手が声をかけてくれるのだがほとんど応えることができない…みなさんすみませんでした。


【Finish 16:01'13 / 順位6位(区間3位)】


まとめ
1.去年走れなかった大好きなKAMIをまた走れて、そして完走できて良かった。
2.今回も胃の調子は怪しくなったが小海よりペースが速いのに小海よりはだいぶマシだった。出力のわりに補給が多すぎたのかも?
3.今年OSJトレイルランニングレースシリーズを走り切りました。年間ランキング発表が楽しみ!
装備
ザック:salomon / adv skin 5 set
ウエストバッグ:Innerfact / ウエストベルト
頭:patagonia / duckbill cap
アンダーウェア:MILLET / Drynamic Mesh NS Crew
MILLET / Drynamic Boxer
シャツ:patagonia / capilene cool lightweight
パンツ:uglow / SPEED AERO SHORT 5inch
シェル:Trippers / reach windshell hoody
レインウェア:THE NORTH FACE / ストライクトレイルジャケット
THE NORTH FACE / ストライクトレイルパンツ
靴下:Innerfact / 5本指ショート
シューズ:Brooks / Catamount
手:salomon / fast wing glove U
ライト:ThruNite / Archer Pro
時計:garmin / Enduro3
心拍計:COROS
ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト
補給

ドリンク:マルトデキストリン+パラチノース+BCAA+トップスピードウルトラミネラルタブレット+クエン酸
ジェル:Karada ACTIVE 5-ALA GEL、シンシュウエナジー
固形:GU ENERGY CHEWS、ライスピュレ、ラムネわらび
その他:MAGMA、恵命我神散、しそ梅


プロフィール

-
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。
OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位
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