OSJ KOUMI100 2024 《小林 遼志》
10/13~14に長野県南佐久郡小海町で開催された「OSJ KOUMI100」に参加しました。
2018年から連続6回目の参加です(2019年は中止)
コース概要
距離:約165km(33km×5周)
累積標高:約7,300m
制限時間:36時間
スタート時間:10/13(日)7:00
もう何回もブログを書いているので今回は変更点を。
最初のエイドの直前のルートが少し変わり距離が片道1kmほど短くなりました(帰りも通るので往復2km)
5周で10km短くなったので例年より1時間ぐらいは縮んでいるはずです。
またこれまで5:00だったスタートが7:00になりました。
目標&プラン
前回は胃をやられて地獄を見た挙句、5回目にして初めてのDNFとなりました。今年は怪我や病気もなくちゃんと準備できたので今度こそは入賞します。
ONTAKE100も胃がやられて補給ができなくなったので今回は色々な対策をしてみました。
トレーニングは内臓に負担の大きい長時間のメニューを辞め、30km2,000mD+ぐらいにとどめました(前回までは60km3,500mD+ぐらいを何回もやっていた)
その変わり1回1回のトレーニングの質を意識しました。
胃の負担を考えて寝る前によく食べていたスナック菓子も辞めました。
あと胃に良さそうなエビオス錠を飲み始めました。
補給はONTAKE100は最後まで水分だけは摂れたので今回もメインは水分で摂るようにし、甘い補給食ばかりで飽きがちなのでできるだけ味に飽きなさそうなバターロール(マーガリン入り)を導入しました。
水分メインで摂る方法は安達太良とONTAKE50でも実践して感触が良かったのと、バターロールも暑い時期に一度だけ彩の国サウス2を走った時に試して最後まで飽きなかったので使うことにしました。
高度の影響も考えて前日はできるだけ早めに会場入りし、夜も標高1,200m弱のスタート地点付近ではなくさらに上の標高1,700mぐらいのところに泊まって少しでも慣らすことを心がけました。
レース中は胃が冷えて血流が悪くなるといけないので寒くなくてもできるだけ薄着にならないこと、走りながらたまにさすって血流を促すこと、エイドに寄ってできるだけお湯を飲んで温めることにしました。
これだけやったらもう万全でしょう。
レースレポ
もう何回も書いているので今回は結果から。
前回と同様に胃がやられて何も補給ができなくなり3周目が終わったところでDNFとなりました。
こんなに準備して調子も良さそうなのにこんなことある?自分でもびっくりなんですが、言い訳が思いつかないです。どうしてこうなったのかまだ分かっていません。友人からはイップスだって言われた。
1周目は心拍数は高く出ていたが、体はよく動いて調子良く感じたので予定通りやや速かったがそのままのペースで進んだ。補給も問題なくできていたし自分の走力を客観的に見てもこのタイムはオーバーペースではなかったはず。今日は調子良いかも!
【1周end 4:43'11(計画 4:54)/ 順位75位(区間75位)】
【2周go 4:44'26(計画 4:56)/ 順位45位】
2周目に入ると早くもバターロールが受け付けなくなる。トレーニングでは10時間以上大丈夫だったのになぜだ…
早めの対策でガシンサンとMAGMAを飲んだが状態は良くならず。
仕方ないので水分とグミのみで進むことにしたが、グミもだんだん嫌になってきて無理矢理食べている感じ。
ただ1周目で1,300kcalぐらい(275kcal/hぐらい)摂取しているしバターロールがだめでも2周目も200kcal/hぐらいは摂れていたのでまだ走れはする。
でも2周目が終わるころにはもうグミも食べたくなくなり固形物は厳しくなっていた。嘘だろ…
【2周end 9:36'05(計画9:58)/ 順位42位(区間23位)】
【3周go 9:37'25(計画10:00)/ 順位28位】
3周目に入ると早々に自作ドリンクを飲むのも嫌になってきた。やばい。
こうなるとガス欠で進まない…エイドでお湯と味噌汁を少し飲んでふらふら進む。
あんまり出力を上げるとオエオエなってしまい吐き気が治まるまで立ち止まるのを繰り返す。
3周目はパンシロンを飲んだが状態は良くならず。
そんな感じで騙し騙しのろのろ進んでなんとかスケートセンターに戻ってきた。
【3周end 15:16'01(計画15:20)/ 順位25位(区間20位)】
戻ってきてからは一旦車に戻り、ソフトフラスクにお湯を入れてお腹に当てる。
雑炊を食べようとしたが受け付けず、フルーツゼリーを少し食べてエアコンをつけてシートを倒して車の中で15分ぐらい休むが吐き気は治まらず、完全にガス欠なので寒くて震えが止まらない…
状況が良くならないので建物の中のストーブのところに移動するがもうそのころにはほとんど心が折れていた。
この状態でもう一度山に行くのは危険じゃないか?(去年は夜中に雨の降る山で動けなくなり救助を呼ぼうか悩むような状況でトラウマになった)
3周が終わった時点で上位で1人辞めていたので24位だったがここから全歩きでゴールを目指したとしても50位に入れないのではないか?(50位以降は完走分の3ポイントしかもらえない)
ここで無理をして3ポイント取る代わりに3週間後のKAMI100にダメージを残すのと、ダメージの少ない今のうちに辞めて最終戦のKAMIに賭けるのとどっちが良いのか?
などと考えていると足は本部受付に向かっていた。この辺りの思考回路は結局去年と同じだった。
まとめ
1.内臓トラブルの解決策がちょっと見つからない
2.長時間のトレーニングをしなくても意外と脚は持ちそうだった(3周しかしてないけど)
3.とりあえずは一番の目標である年間シリーズチャンピオンを獲るためにKAMIに向けて全力で準備します
装備
ザック:salomon / adv skin 5 set
ウエストバッグ:Innerfact / ウエストベルト
頭:patagonia / duckbill cap
アンダーウェア:MILLET / Drynamic Mesh NS Crew
MILLET / Drynamic Boxer
シャツ:patagonia / capilene cool lightweight
パンツ:uglow / SPEED AERO SHORT 5inch
シェル:Trippers / reach windshell hoody
レインウェア:THE NORTH FACE / ストライクトレイルジャケット
THE NORTH FACE / ストライクトレイルパンツ
靴下:Innerfact / 5本指ショート
シューズ:Brooks / Catamount
手:salomon / fast wing glove U
ライト:ThruNite / Archer Pro
時計:garmin / Enduro3
心拍計:COROS
ゼッケンベルト:Trippers / くまちゃんオリジナルゼッケンベルト
補給
ドリンク:マルトデキストリン+パラチノース+BCAA+トップスピードウルトラミネラルタブレット+クエン酸
ジェル:Karada ACTIVE 5-ALA GEL
固形:ネオバターロール、GU ENERGY CHEWS
その他:MAGMA、恵命我神散、パンシロン
プロフィール
-
喫煙&運動不足の不健康な20代を過ごし、30歳を過ぎて走り始めました。
初トレイルランニングレースは2015年キタタン。
2017年におんたけウルトラトレイル100kを走ってOSJ沼にハマる(他のレースもたまに出ます)
足りないセンスは努力でカバーします。
OSJトレイルランニングレースシリーズ
2023年 4位
2022年 1位
2021年 2位
2020年 2位
2019年 4位
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