今回はザックのショルダーを短くしたいというご依頼でした。
Instagramなどで紹介しているカスタマイズ事例を見て
LINE@からお問い合わせ頂き、画像を見ながら料金や納期をお話することができました。
お住いは遠方でしたので、ザックは送って頂きました。
(完成後の送料もお客様ご負担になります。ご了承くださいませ。)
このように、遠方の方でも可能な限り対応いたします!
いつもの事例紹介は3分クッキングのようにBEFOREとAFTERだけですが、
今回、ミシンの過程も紹介したいと思います。
(あくまでもトレランショップのブログなのでミシン作業に興味ある方は少ないと思いますが、当店に興味ある方や自作されている方に参考になりましたら。。)
カスタマイズのザック紹介
こちらのザックのショルダーの長さを3cm短くしたいとうことでした。
まずは、長さを間違えないようにチャコエース(紫の印)でがっつりと印をつけます。
チャコエースはありがたいことに時間が経つと消えてくれるので助かります。
印を入れたところで、ショルダーの両端のパイピングのステッチを目打ち(アイスピックのようなもの)を使ってほどきます。
今回は特に難易度は高くなく、時間はさほどかかりませんでしたが、
このほどく作業が個人的に【時間のかかる作業第2位】です。(1位は後半に発表。笑)
糸をすくいたいのに、パイピングの生地までさしてしまったり、
気が遠くなるほど頑丈に縫われている(閂など)と結構時間がかかります。。。。
さて、ステッチをほどいたら、3cm詰めます。
この片細押さえは縫いづらいところをよく縫うリペア作業に大活躍で愛用しています。
ただ、こちらは職業用・工業用のパーツなので、家庭用ミシンでこの押さえは見かけた事が今のところないです。。。
丈詰め作業完了↓
最後は、両脇のパイピング縫いです。
ゴール目前!!!
と言いたいところですが、この作業が【時間のかかる作業 第1位 】です。
なぜ時間がかかるのかと言うと
「縫えたー!」と思って裏見ると縫えてなかったり、
思っていたところと違うところが縫われていたり。。。
(お直し作業の弱音を言ってしまってますが。)
厚みがあればあるほど難易度は増します。
店長も私もいつもここでうなだれています。笑
因みに画像のマグネット定規は便利です。
縫い幅がずれない案内役をしてくれます。
基本的に針板に磁石でついてるので、紛失しないし。笑
最後のパイピングの縫い作業が終わりこんな感じに仕上がりました。
↓ ↓
二つ画像で比較すると ↓ ↓
カスタマイズ代 4,000円+税+送料(仕様によって価格は変動します。)
完成品がお手元に届きましたお客様より、
「ジャストフィットです!もっと楽しく走ることができます。」
とご連絡いただきとても嬉しかったです^^
丈詰めは、お店でフィッテイングしながら丈を決めることも可能です。
(もちろん打ち合わせ料はいただいておりません。)
因みにミシンはカウンター奥に職業用ミシンと工業用ミシンがあり
そのミシンでオリジナル商品やリペアを行なっています。
(普段はこの写真の10倍ぐらい作業台が散らかっています。)
いかがでしたでしょうか。
もしミシン好きな方いらっしゃいましたら、お店でミシントークしましょう。
(いるかな、、、?笑 入学準備の作り方の質問でも大丈夫です。)
最後に、、、、だいぶ前の写真ですが、
家でミシン作業している時、手元の明るさが足りなくて
ヘッドライトをつけて作業する店長。
何ルーメンだったのかな。。。
家でダウンジャケット着ていますが、
我が家の冬の部屋着はダウンです。in 八王子
数ヶ月後にまた冬が来るのか。。。。
文:チカ