LEDLENSER / NEO 10R

LEDLENSERから発売されたNEO10R。
性能・価格ともに◎!ヘッドライトはこれがあればもう大丈夫。
簡単に言うとそんなライトです。
ロングレースに向けてライトを検討している方は必見です。

まずはNEO10Rの前に前身のMH-10について説明します。

MH-10は600ルーメンの光量、バッテリーの持続性で既に十分な性能を持っていて素晴らしいライトでした。
自分でも実際にトレニックワールド彩の国100マイル、ハセツネ等で1年間通して使い非常に満足度が高かったです。

良い点
①明るい
600ルーメンはとにかく明るい。250ルーメンでも十分明るい。

②見やすい
安いライトやひと昔前のライトだと中心が明るくて外が暗くてムラが有ったり、照射範囲が狭かったりしますが、広範囲を均一に照らしてくれる光の質で見やすい。(好みもあると思いますが)

③バッテリーが長時間もつ
600ルーメン:10時間
250ルーメン:15時間
ただ、カタログ上の持続時間ってあてにならないことがあるんですよね。
そこで彩の国の100マイルで250ルーメンで一晩付けっぱなしにして確かめてみたんですが、約11時間はしっかりと持ちました。一晩バッテリー交換不要なら十分満足です。

④照射範囲を調整できる
ハンドライトには大体ついている機能ですが、ヘッドライトでこの機能があるのはあまりない気がします。状況によって好きな照射範囲に調整できるのは結構便利だと思います。

⑤汎用性のあるバッテリー
バッテリー式のライトは専用バッテリーのモデルも多いです。そして専用バッテリーが4~5000円と中々いいお値段だったりします。その点LEDLENSERは汎用性のあるリチウムイオンバッテリーなのでamazonなどで1500円程度で買えます。
LEDLENSERは純正を推奨していますが、既製品もいけます。(責任は取れませんが・・・)

気になっていた点
①フィット感
ライトは軽いし悪くはないんですが、特別考慮された感じではなく普通という感じ。Pezleのnao、milestoneのtrailmasterなどに比べると物足りなさを感じていました。

②ベルトが外しにくい、調整しにくい
どちらもちょっと気になるけど、慣れてしまえば許容範囲といった感じでした。

前置きが長くなりましたが、そんなMH-10の改良版が今回発売されたNEO10Rです。

光量、バッテリー等の良い部分はすべて引き続きつつ、少し不便に感じていた細かい部分が改良され使いやすさが格段にアップしています。

MH-10からの改良点
①フィット感の向上

バッテリーが横から縦になりベルトも上下に分かれてバッテリーの安定感が増し、フィット感が良くなっています。

②ライト本体がベルトから取り外しやすくなった

ベルトを通す部分ににスリットが入り1/10の時間で外せるようになりました。
洗濯しやすくなりますね!

③延長ケーブル

1mの延長ケーブルが付いたことにより、バッテリーをザックに収納して頭を軽くする事が出来ます。重さが気になるという方には嬉しいオプションです。

④チェストストラップ

いままでになかったチェストストラップ。共同開発して好評だったウエストベルトはありますが、チェストもなかなかいいです!ウエストよりもずれにくいです。ただ人によっては
走った際の体のねじれで光が左右に揺れるのが気になるかもしれません。

⑤安くなった!
これだけ改良されオプションも増えたのに¥12000から¥10000円に安くなりました。MH10もコスパは良いと思っていましたが、ここまで来るとは嬉しい限りです。

リクエストがあるとすれば、600ルーメンから250ルーメンに変更する時に一回消灯を挟まないといけないのでワンタッチで光量の切替えが出来る様にしてほしい。
この1点だけ直ったら個人的にはもう完璧です。
と、この点を踏まえても、本当に完成度の高いライトだと思います。

これからロングレースに挑む方には本気でおススメしたいライトです!