《カスタム事例》ザックのメッシュの脇ポケットを、、、?

昨年末のお話になりますが、
お客様より「ザイゴス4.0の脇のメッシュポケットを防水生地で作れませんか?」
とご相談がきました。
お話を聞くとメッシュポケットが破れているので、この機会に丈夫な生地で作り替えたいとのことでした。

ザイゴス4.0
この脇のポケットを防水生地に


ザックは元々リペアやカスタム前提で作られていないので、カスタムが可能な場合と構造上・物理的に不可能な場合があります。
今回のご依頼も厳しそうでお断りの返信を打っている途中に改めてザイゴス4.0の構造をじっくり見ていると「んーーー、、、出来なく、、、ないな!」と。
作業行程を想像しながら返信を打ち直し、期間(1ヶ月程度)・価格(18,000円)・カスタムでのご注意点(今回は〈防水生地で作るけど、止水テープの処理は出来ないのでよくある防水仕様ではないこと、縫い目から水が染み込む可能性がある〉という注意点)をお伝えしました。

上記の内容をお客様より承諾を得て、ザックを送って頂き、いざ作業へ!(といっても昨年末の出来事なので3か月前の話になりますが。。。)
作業内容・お写真を順番にご紹介します。

①まずはポケット箇所を解体。
ミシン糸をほどく作業は地道で結構時間がかかります。ザックをキズ付けてはいけないので慎重にします。

ばらばらに解体されたポケット。もう後戻りはできない。

②解体されたものからパターン(型紙)をおこします。
縫い合わせる箇所の寸法が合うように寸法確認をしながらすすめます。地道な作業は続きます。(基本、最後まで地道な作業です。笑)
元々、服の型紙を作る仕事(パタンナー)だったのでこの作業を懐かしく感じながら行いました。

紙に目打ちで型をとります
これが↑
↑こういう型紙になります
各パーツの型紙

③防水生地を裁断します。
今回はX-Pacの生地で作成することにしました。

裁断されたパーツ

④縫い合わせていきます
組み立て途中の写真がありません。企業秘密などではなく集中しすぎて撮り忘れてます。笑 縫製でだんだん形に近づいていくのは、パズルをはめていく感覚に似ていると思います、個人的に。

⑤完成!!!
大きなトラブルもなく無事に完成しました。
今回、初めてのカスタム内容だったので完成するか最後までドキドキしながらの作業で完成後はホッとしました。カスタムを通じて私自身もかなり勉強になりました。

全体像
ポケットのアップ

説明と写真だけでみるとかなり短時間で出来そうではありますが、1ヶ月ほどかかりました。笑
拘りポイントは人それぞれ違いますので、理想やご希望に近づけるように細かい相談をしながら進めていきました。(スライダーは同じもの利用するかなど。)

大手術、成功してよかったです。


【今回のカスタムまとめ】
依頼内容:ザックのメッシュポケットを防水生地で作り替え
ザックの種類:ザイゴス4.0
カスタム代:18,000円+tax
お預かり期間:約1ヶ月
難易度:★★★★★

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過去の事例などはトリッパーズのInstagramアカウントにて一部ご紹介しております。

※カスタムに関しましては作業時間がかかるため、カスタム代・お預かり期間もかかってしまう事ご了承くださいませ。

       

文:リペア担当ちか

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